【F660A vs. 外付Wi-Fiルーター】NURO光で夢の800Mbps超えを達成したのは?

NURO光

iPhone, Macbook, WindowsPCなど、我が家にもWi-Fi6対応の機器が増えてきました。
Wi-Fi 5 (802.11ac)に比べて圧倒的な通信速度が出るといわれているWi-Fi 6。
NURO光の実力を最大限に引き出すため、Wi-Fi 6に対応したルーター WSR-3200AX4Sを購入しました。その結果をレポートします。

NURO光のONU F660Aの問題点
現状のWi-FiルーターWSR-2533DHP3の問題点
WSR-3200AX4Sで遂に 800Mbps超え!
1. 通信速度
2. 同時接続
3. 電波の届く距離
まとめ

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NURO光のONU F660Aの問題点

NURO光では、Wi-Fi機能付きONU(回線終端装置)を提供しており、「Wi-Fiルーターを別途買わなくて良い」というのをウリ文句にしています。
F660Aというのは、NURO光でよく配布されているONUの1つですが、Zoomなどの特定アプリでこの機種のWi-Fi機能をつかうと、以下に書いたとおり、通信が途切れたり、不安定になることがあります。

参考記事)NURO光の唯一のデメリット? ZTE製ONUで無線LANが途切れる場合の対処法

その問題を回避するために、我が家では、フレッツ光のときにつかっていたバッファローのWi-FiルーターWHR-1166DHP4を使うことで、通信が不安定になる問題を回避しました。その後、WSR-2533DHP3(以下参照)に買い替えることで、更なる通信速度アップを実現しています。

現状のWi-FiルーターWSR-2533DHP3の問題点

外付けルーターをWSR-2533DHP3に買い替えたおかげで、500Mbps超えという高速通信の恩恵を受けていますが、問題がないわけではありません。
課題に感じていたのは 以下の3点です。

課題1.NURO光の性能を最大限引き出せていない
課題2.同時接続すると通信速度が落ちる
課題3.電波が届かない場所がある

課題1.NURO光の性能を最大限引き出せない

NURO光の最大の売り文句は、最大2Gbpsの通信速度。ただ、F660AもWSR-2533DHP3も、1世代前の通信規格Wi-Fi 5(802.11ac)にしか対応していないので、実効速度500Mbps程度が限界のようです。

一方、昨年から我が家には iPhone, MacBook, 会社のWindowsPCなど、Wi-Fi 6に対応した端末が急速に増えてきたため、Wi-Fi 6の通信速度のメリットを受けたいという気持ちが強くなってきました。

課題2.同時接続すると通信速度が落ちる

高性能のルーターには、MIMO(Multi Input Multi Output)という機能があります。

これは、送信用・受信用それぞれに複数のアンテナを用意し、複数の端末から同時接続を可能にするものです。

MIMO非対応(交互に接続)
MIMO対応(同時通信可能)

WSR-2533DHP3は、送信受信合計で4本のアンテナが内蔵されています。見た目には同時接続できているように見えますが、実際には、ある瞬間には1台しか通信していないようで、通信速度は、1台で出せた最大通信速度を、同時接続する台数で分配するような動きをします。

1台だけ接続したときは、500Mbpsでていたとしても、3台同時に接続すると 1台あたりその1/3の160Mbps程度しか速度がでないのです。

課題3.電波が届かない場所がある

我が家は戸建てですが、Wi-Fiルーターから最も遠い寝室と浴室で、Wi-Fiの電波が届きにくいという問題がありました。

当時は、パソコンやスマホがWi-Fi6対応でなかったため、当時1万円近いWi-Fi 6対応ルーターに買い換える気が起きませんでした。

そのため、3,000円以下の安価なWi-Fi中継機を購入して対処しましたが、ルーター本体からの電波と、Wi-Fi中継機からの電波が干渉して速度が落ちる場所があることが気になっていました。

参考記事)おうちのWi-Fi改善計画(後編) 3,000円以下でWi-Fi電波が届かない場所をなくす

WSR-3200AX4Sで遂に800Mbps超え!

以上のような問題を解決すべく検討したのがバッファローのルーターWSR-3200AX4S
新品ではまだ9,500円ほどしますが、少し安い中古品を見つけたので思わず買ってしまいました。

Wi-Fi 6対応で、1.35GHzの高速デュアルコアCPUを搭載。
CPUの強化によりWSR-2533DHP3に比べて最大スループットが5割ほどアップとあります。

 

アンテナ
内蔵アンテナ
5GHz/2.4GHz共通アンテナ:4本
無指向性

内蔵アンテナは4本で、1×1のスマホでは、同時に4台接続可能。

カタログスペック上は、かなり期待が持てそうです。
実際に導入した結果をみてみましょう。

1.通信速度(1台のみ)
2.同時接続(3台)
3.電波の届く距離

1.通信速度(1台のみ)

Wi-Fi 6に対応したiPhoneSE(第2世代)で、Googleスピードテストを実行します。

テストは以下のような環境で行いました。測定場所は、ONUおよびルーターと同一フロアで、遮るものがない距離4mのところです。

ZTEの F660Aから1000Base-TケーブルでBuffaloのルーターと接続。
5GHz帯を利用し、Googleスピードテストで測定。
iPhoneSE(第2世代) , MacBook Air (M1 2020), ThinkPad T14s ともに Wi-Fi 6対応で、ONUおよびルーターと同一フロアに設置

まずは、iPhoneSE(第2世代)で測定します。

ZTE  F660AとWSR-2533DHP3のWi-Fi機能は5GHz帯で 530 Mbps程度でしたが、Wi-Fi 6対応のWSR-3200AX4Sを使うと682 Mbpsもの速度が測定されました。約3割増しです。

<iPhoneSEで3種類のWi-Fiルーターに接続した場合>

ZTE  F660A
WSR-2533DHP3
WSR-3200AX4S
Wi-Fi 5(802.11ac)
Wi-Fi 5(802.11ac)
Wi-Fi 6(802.11ax)

同じWi-Fi 6対応のクライアント機器でも、新しい機種ほど通信速度が速いようです。
3台のクライアントの中で一番新しい機種 ThinkPad T14s(Windows)では、なんと

834 Mbps という驚異的な数字を叩き出しました。

<3種類のクライアント機器から新しいルーター「WSR-3200AX4S」に1台ずつ接続した場合>

iPhoneSE(第2世代) MacBook Air (M1 2020) ThinkPad T14s (Gen 2)
発売 2020/4 発売 2020/11 発売 2021/3

2.同時接続(3台)

次に複数台のクライアントを同時接続したときの挙動を測定します。

Wi-Fi 6に対応した3台のクライアント端末(iPhoneSE(第2世代) , MacBook Air (M1 2020), ThinkPad T14s)で、ほぼ同時にGoogleスピードテストを実行します。

<3種類のクライアント機器から同時接続した場合の1台あたりの平均速度>

ZTE  F660A
WSR-2533DHP3
WSR-3200AX4S
Wi-Fi 5(802.11ac)
Wi-Fi 5(802.11ac)
Wi-Fi 6(802.11ax)

WSR-2533DHP3では、1台接続のテストで測定できた通信速度 約530Mbps超を3台のクライアントで分かち合う形となり、約1/3の170Mbps前後の通信速度がでました。

一方、ZTEのF660Aは、3台のマシンでほぼ同じ速度がでるわけではなく、先に接続したマシンにより多くのデータが流れる仕様になっているようです。3台それぞれで先に接続した順から189Mbps, 177Mbps, 87Mbpsと通信速度にバラツキがありました。

WSR-3200AX4Sでは、平均して 230Mbps程度の速度が出ました。こちらは改善前のF660AやWSR-2533DHP3に比べて2割増です。

3.電波の届く距離

我が家では、2Fにルーターを設置しているのですが、ルーターから最も遠い距離にある、1F寝室と風呂場でWi-Fiが繋がりにくい問題を抱えていました。

特に1Fの風呂場では Netlfixなどの動画を見るのが厳しい状況です。

2Fで500 Mbps以上の速度がでているときでも、風呂場では、5GHz帯を使うと1/25の20 Mbps程度、障害物に強いと言われている2.4GHz帯を使っても70 Mbps以下の速度しか出せません。

風呂場での通信速度(改善前:  F660A or WSR-2533DHP3)

5GHz帯
2.4GHz帯

WSR-3200AX4S導入後は、風呂場での通信速度は以下のようになりました。

2.4GHz帯ではそれほど大きな改善は見られませんでしたが、5GHz帯で 22 Mbps –> 114 Mbpsと大幅な改善が見られます。

電波強度が強くなっているのでしょうか?Wi-Fi中継機を使わなくてよくなるため、これは嬉しい改善です。

5GHz帯
2.4GHz帯

注)ただし、Wi-Fi6ルーターによる電波状況の改善は、Wi-Fi 6対応スマホやパソコンにしか当てはまらないようです。802.11ac(Wi-Fi 5)にしか対応していないiPhone 8では、電波状況の改善がみられず、引き続きWi-Fi中継機のお世話になることになりました。

参考記事)おうちのWi-Fi改善計画(後編) 3,000円以下でWi-Fi電波が届かない場所をなくす

まとめ

一部では、アタリハズレがあると言われているNURO光のONUですが、外付けルーターを使うことでそのデメリットを打ち消すことができそうです。
外付けの高性能ルーターを使うことで、最大通信速度がアップし、その結果、複数端末で同時接続したときも1台あたりの通信速度がアップしています。また、Wi-Fi電波の届く場所も増えました。

万が一、F660Pのような最新ONUを受け取れなくても、外部ルーターを使うことで、最大2Gbpsと言われるNURO光の性能をより発揮することができます。

私は、バッファローのルーターWSR-3200AX4S(以下参照)を選びましたが、通信距離や同時接続台数などで、よりハイスペックな機種もあります。下記の記事もよろしければ参照ください。

参考記事)NURO光の性能を引き出し800Mbpsを手に入れる!バッファローWi-Fi 6ルーターの選び方

NURO光
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