Appleの超小型デスクトップ「Mac mini」 購入する前に知っておきたいメリット・デメリット

Mac mini Mac活用

Mac miniはアップル社が製造する小型デスクトップパソコンです。MacBookばかりが注目されがちですが、Mac miniにも適した用途があります。Mac miniのメリット、購入する前に知っておきたい注意点についてまとめました。

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Mac mini購入に至る経緯

Appleの小型デスクトップコンピューター ”Mac mini”。

ディスプレイ、キーボード、Webカメラ、マイクがついていない、20cm x 20cmの小さなボックスです。

Apple 2023 Mac mini
M2 Pro チップ搭載デスクトップコンピュータ

10コアCPUと16コアGPU
16GB ユニファイドメモリ
512GB SSDストレージ

はじめてMac miniを知ったとき、「こんなもの誰が使うのか?」と正直思いました。

MacBook Airを持っていたのでそれで十分だと思ったのです。

しかし、MacBook Airでの在宅勤務が続き、ディスプレイ、キーボードなどの周辺機器を揃えて仕事環境を整えていくにつれ、MacBook Airの限界が見えてきました。

私が感じていたMacBook Airの一番の問題点は「デュアルディスプレイができない」ということです。

MacBook Airでサポートされている外部ディスプレイの数は1台のみです。

<Macに接続できるディスプレイの数>

搭載チップの種類 外部ディスプレイの接続可能台数
M1/M2チップ搭載マシン
(iMac、MacBook Air、13インチMac Book Pro)
最大 1 台
MacBook Pro(M1/M2) 最大 2 台
MacBook Pro (M1 Max/M2 Max) 最大 4 台

出典:MacBook Proに接続できるディスプレイの台数 他

特にFXトレードをするようになり、複数のチャートを大きいモニターで確認したいと思ったときに、外付けモニターを複数接続したくなります。

MacBook Proのうち、M3 Proチップ搭載の機種であれば外付けモニターを2台接続できますが、一番安い機種でも32万円以上します。

MacBook Pro 14インチ M3 Proチップ搭載
MacBook Pro 14インチ 
M3 Proチップ搭載
18GBメモリ, 512GB SSD
328,800円(税込)

高級キーボードも買い、 外付けディスプレイも2台揃っているときに、いまさらもう一台MacBookを買うのか?あるいか、MacBook Airから買い換えるのか?と悩みました。

そんなときに出会ったのが、「Mac mini」でした。

Mac miniの良いところ

私は、2021年にMac mini M1 (8GBメモリ、256GBストレージ)を購入しました。
Mac miniを購入して良いと思ったのは以下の5点です。デュアルディスプレイについては先ほど触れたので、残りの4点について説明します。

場所をとらない

Mac miniの大きさは、幅19.7cm x 奥行 19.7cm x 高さ 3.58cm。

一般の人が思い描くデスクトップパソコンのサイズと比べると、超小型です。

ノートパソコンMacBook Airと比較するとその小ささがわかります。

Mac miniとMacBook Airの大きさ比較

デザインがよい

Mac miniの外観は、アルミニウムの金属の箱です。

背面に各種ポートの口がある以外は 上部・側面すべてつるつるの金属面となっています。

上部 側面(前・右・左) 背面
Mac mini 上部 Mac miniの側面 Mac miniの背面

 

熱を発しない、音が静か

これは、Mac miniだけでなく MacBookでも共通しますが、Macのパソコンは過度に熱くなりません。Windowsパソコンのように、本体背面が異常に熱くなることはないのです。

また、Windowsパソコンは、重いアプリを動かしているわけでもないのに冷却ファンが大きな音で回り続けて不快になることがあります。それに対して、Mac miniは音が静かで、耳を近づけてみないと動いているかどうかもわからないくらいです。

MacBookに比べて割安

Mac miniには、MacBookのように ディスプレイ、キーボード、Webカメラ、マイクがありません。パソコンの基本要素であるCPU、メモリ、ストレージと外部接続端子にフォーカスしているので、その分 MacBookより価格が安くなっています。

Mac mini (M2) MacBook Air M2 (2022)
114,527円
(Amazon; 2024/2/25現在)
185,010円
(Amazon; 2024/2/25現在)

 

Mac miniを購入する前に気をつけたい5つのことと対処法

Mac miniは、余計なものを削ぎ落とした高性能デスクトップパソコンです。

しかし、余計なものを削ぎ落としているがゆえに、気をつけなければならない点もあります。

既にディスプレイ、キーボードなどの周辺機器を持っている人には、多少の出費で済みますので、デメリットと呼ぶほどのことではありません。

しかし、これから周辺機器を購入しようとする人は注意が必要です。

以下に気をつけたいポイントと対処方法の例をあげてみました。

  1. ディスプレイ接続
  2. Webカメラがない
  3. マイクがない
  4. スピーカーが貧弱
  5. キーボードがない

番外)USB機器の接続

ディスプレイ接続

デュアルディスプレイは、MacBook Airではできない、Mac miniのメリットの1つです。

Mac miniを検討する人は、おそらく既に複数のディスプレイを持っているので、MacBook AirではなくMac miniを検討しているのではないでしょうか。

人によってはモニターアームも購入しているのではないかと思います。

Mac miniに2台のディスプレイを接続するときに1点だけ注意が必要です。

それは接続ポートです。

Mac mini には HDMIポートが1つしかありません。

Mac mini M1 (2020) の外部接続ポート
Thunderbolt 4ポート x2
HDMI ポート x 1
USB-A ポート x 2
3.5mm ヘッドフォンジャック x1

デュアルディスプレイにする場合、一台はHDMIポートに、もう一台はUSB-Cポートに接続する必要があります。

そのため、USB-Cポートがないディスプレイを利用する場合には、USB-C to HDMI変換アダプター、もしくは変換ケーブルが必要です。

  • Thunderbolt経由で接続した最大6K解像度、60Hzのディスプレイ1台
  • HDMI経由で接続した最大4K解像度、60Hzのディスプレイ1台

接続するディスプレイの解像度が高い場合には、USB-C to HDMI変換ケーブルも高い解像度のものを選ぶよう、仕様に気をつける必要があります。

Webカメラがない

Mac miniはデスクトップコンピューターなので、当然ながらWebカメラはついていません。

ビデオ会議などでWebカメラが必要な場合には、別途購入する必要があります。

MacBookやWindowsのノートパソコンに内蔵されているWebカメラは 100万画素程度で、それほど画質がよくありません。外付けのWebカメラは、200万画素以上のものが 3,000円程度から販売されています。こうしたWebカメラを取り付けると、ビデオ会議での相手からみた自分の映像は良くなる可能性があります。(相手側のビデオ解像度にも依存)

エレコム Webカメラ 1080p 30FPS 200万画素 UCAM-C820ABBK
1080p/30FPS  300万画素
ELECOM C820ABBK Logicool C922n

マイクがない

Mac miniには 3.5mm ヘッドフォンジャックはありますが、マイクはついていません。

Webカメラ付属のマイクでも代用できないことがないですが、周囲の雑音が入ります。

雑音が気になる場合には指向性の強いスタンドマイクか、マイク付きイヤホンを利用する必要があります。
以下のようなスタンドマイクは ゲームの実況などでも使われますが、仕事のビジネス会議でも利用でき、相手に非常にクリアな音質で音声を届けられます。

Razer Seiren Mini コンデンサーマイク

HyperX SoloCast USBスタンドアロンマイク

Razer Seiren HyperX SoloCast スタンドマイク

ビデオ会議をクリアな音声で行いたい 意外と難しい高性能PC用スタンドマイクの選び方

スピーカーが貧弱

Mac miniを購入する前に意外と見落としがちなのがスピーカーです。

Mac miniには一応、内蔵スピーカーがあります。

しかし、MacBookなどと比較すると音質は貧弱です。

机の下においたときなど音量を大きくしておかないと聞こえないこともあります。

この内蔵スピーカーは、起動・エラーなどのシステム音を聞くためのものと割り切ったほうがよいでしょう。

ステレオ音声で動画を楽しんだり、ビデオ会議で相手の話声を聞く場合などは、外部スピーカーを別途購入する必要があります。

モノラルでも音がでればよいという人は、Bleutoothスピーカーで十分かと思います。

BleutoothスピーカーでもAnker SoundCore2のように2台用意するとステレオモードにすることができる機種もあります。

JBL GO ESSENTIAL Anker Soundcore 3
JBL GO ESSENTIAL Anker Soundcore 3

 

音響にこだわりたい人は、イヤホンジャックにオーディオスピーカーを接続することもできます。

キーボードがない

デスクトップパソコンであるMac miniには当然のことながらキーボードはついていません。

しかし、ノートパソコンでデスクワーク環境を整えている人は、既になんらかのキーボードを所有しているのではないかと思います。

これから新たにキーボードを購入する場合、予算を抑える裏技があります。

一般的にMac専用キーボードはWindowsキーボードに比べて種類が少なく、値段が高めです。

Macキーボード選びに困ったら読むべし【2022年3月】Mac用キーボード最新情報

例えば、東プレの高級キーボード「REALFORCE for Mac」などは 2万円以上します。

東プレ REALFORCE R3S KEYBOARD Mac 配列 / R3SD31
REALFORCE キーボード

高級キーボードは、長時間キーボードを打っても疲れにくく、値段に見合った非常によいものです。

しかし、キーボードにそこまでお金をかけたくないという人もいるでしょう。

Windowsキーボードには、より安価でよいキーボードがありますが、そのままではMacで使えません。

その場合、Karabinar-Elementsというフリーウェアを使えば、WindowsキーボードをMac用にカスタマイズすることが可能です。

MacでWindowsキーボードを使う!Karabinar-Elementsの設定法

この方法を使えば、例えば、Windows用の高級キーボード「FILCO Majestouchシリーズ」なども利用できます。

FILCO Majestouch 2 Tenkeyless 赤軸・テンキーレス・US ASCII (FKBN87MRL/EB2)
FILCOキーボード

 

番外:USB機器の接続

Mac miniには USB-Aポートが2つしかありません。

以下のようなUSB機器を Mac miniで利用する場合には、USBハブが必要になります。

  • マウス
  • キーボード
  • Webカメラ
  • 外付けストレージ

高速データ通信が必要となる外付けストレージは、USBハブを通して、他の機器とUSBポートを共有すると通信速度が遅くなる可能性があります。こうした機器は、直接 Mac miniのUSB-CかUSB-Aポートに接続したほうがよいでしょう。

Mac miniを使った作業環境の構築例

Mac miniを中心に、デスクワーク環境と整えた一例が以下となります。

エルゴトロンのモニターアームを2台つかって、2台のモニターを支えています。

Bluetoothスピーカーは Mac miniとは Bluetoothで接続し、それ以外の キーボード、有線マウス、Webカメラ、スタンドマイク、SSDストレージは USB-Aポートに接続しています。

 

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