Macbookの乗り換え。最も早くデータ移行ができるおすすめの方法は?

Mac・iPhone

Macbookを買い換えました。Macbook Air 2015からMacbook Air M1 2020への乗り換えです。

Macbook歴8年でも、買い替えに伴う全面的なデータ移行は今回がはじめてです。

新しいMacbookをできるだけ早くつかえるようにするため、最も早くデータ移行ができる方法について調べてみました。

いまさらながらのMacbook M1 2020購入
Macbookのスペックについてチェック
一般的なデータ移行 2つの観点
データの移し方
データの経路
Macbookのデータ移行:とりうる選択肢は?
Macbookのデータ移行:おすすめの方法は?

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いまさらながらのMacbook M1 2020購入

2020年11月17日に発売開始された「Macbook Air M1 2020」

その発売開始から1年半近く経過した現在、M1チップの後継 M2チップを搭載したMacbookが発売されるのではないかとの噂が出始めています。

新型チップ「M2」搭載MacBook AirとMac miniが6月に同時発表されるウワサ(GetNavi: 2022/4/22)

ネットでは、「今Macbook M1 2020を買っても損しないか」「年内に発売されると噂されるM2チップ搭載Macbookを待つべきか」といった議論も盛んです。

しかし、Macbook Air 2015を急遽手放さなければならない事情ができたことで、M1チップを積んだ怪物マシン、超お買得マシンとも一部で言われているMacbook Air M1を使ってみたいという欲求が高まります。

そして、ついにMacbook Air M1 2020を衝動買いしてしまいました。

早速、手元にあるいくつかのマシンを マルチプラットフォーム対応のベンチマークソフト GEEKBENCHCINEBENCHにかけてこのMacbook Airと比較してみます。

ThinkPad T14sのようにこのMacbookよりあとから発売され、より高額なWindowsOSマシンよりも、高い性能を出しているのが驚きです。

Geekbench
Cinebench
機種名
発売年
価格(当時)
Single- Core
Multi-Core
OpenCL
Multi
Macbook Air 2015
2015
147,400
611
1,361
3,783
1,499
HP ENVY x360 13-ar0000
2020
66,000
520
1,659
8,591
1,573
ThinkPad T14s
2021
140,000
1,130
2,306
9,923
1,978
Macbook Air M1 2020
2020
103,000
1,731
7,789
17,142
6,808
Mac mini 2020
2020
67,980
1,732
7,548
18,123
7,628

噂通りの怪物マシン。このマシンをいち早く 活用できるよう、データ移行を急がなければなりません。

Macbookのスペックについてチェック

Mac歴8年になりますが、実は、MacbookからMacbookへ全面的なデータ移行を行うのは今回がはじめてです。

Macbookは WindowsPCに比べて長く使えるマシンなので、買い替えが4〜5年に一度しかおきないのです。

5年も経てば、Macbookに使われているテクノロジーもだいぶ変わっていることでしょう。

最適なデータ移行プランを決めるのに、それぞれのマシンが、外部とどんな形でデータをやりとりできるのか知るのは大事です。まず、移行元と移行先のマシンスペックから確認しましょう。

移行元

製品名
MacBook Air (13-inch, Early 2015)
メモリ
8GB
ストレージ
256GB
型番
A1466
OS
macOS Monterey 12.0.1
外部接続
USB 3ポート(最大5Gbps)x 2
Thunderbolt 2ポート(最大20Gbps)x 1
Wi-Fi 802.11ac 
技術仕様
購入
2016年12月
購入金額
税込147,744円(税別 136,800円,税率 8%)

移行先:

製品名
MacBook Air (M1, 2020)
メモリ
8GB
ストレージ
256GB
型番
A2337
OS
macOS Monterey 12.0.1
外部接続
2つのThunderbolt / USB 4ポート
Wi-Fi 802.11ax
技術仕様
購入
2022年4月
購入金額
税込103,180円

Macbook Air 2015は、USB 3ポート(最大5Gbps)を2つ持っているのに対して、Macbook Air 2020は、2つのThunderbolt / USB 4ポートです。

またWi-Fi通信についても、Macbook Air 2015はWi-Fi 802.11ac なのに対して、Macbook Air 2020では、Wi-Fi 6とよばれるWi-Fi 802.11axが実装されています。

データ通信速度は、速度が遅い方の仕様にひきづられますので注意が必要です。

一般的なデータ移行 2つの観点

さて、これら2台のMacbook同士でデータ移行を行うわけですが、一般的にコンピューターでデータ移行を行う場合には、2つの観点を考えます。

観点1:データの移し方
観点2:データの経路

観点1:データの移し方

1つ目は、データの移し方です。

どこか別の場所にいったんバックアップを取ってからリストアする方法と、直接マシン同士を接続してデータを移す方法があります。

バックアップ方式
直接接続方式

「直接接続方式」は、HDDやSSD、クラウドストレージなどの大容量データの保管場所が必要ない(=余分なお金がかからない)というメリットがあります。一方、移行ソフトの仕様によっては、移行するデータをきめ細かく選べない、データ移行の進捗がみえにくい、移行に失敗したときのデータが保証されないといったデメリットがあります。

「バックアップ方式」では、外付けSSDやHDD、あるいはクラウドストレージなどの大容量データの保管場所に費用がかかりますが、移行するデータをきめ細かく選び、データのバックアップを取得しつつ、進捗を確認ながら、段階的にデータを移行できる点にメリットがあります。

メリット
デメリット
バックアップ方式
移行失敗時に備えてデータを保管できる。
データ移行の進捗が見えやすい。
SSD/HDD、クラウドストレージなどのバックアップ場所の確保にお金がかかる
直接接続方式
マシン同士を接続するケーブルさえ手配できれば、その他のお金はかからない。
移行ソフトの仕様によっては、データ移行がどこまで進んだのか進捗が見えにくい。

観点2:データの経路

2つ目の観点は、データの経路です。

有線接続でデータを移行するやり方と、Wi-FiやBluetoothなどのワイヤレス接続で移行するやり方があります。

有線接続方式
ワイヤレス接続方式

結論からいうと、現時点ではワイヤレス接続よりは有線接続のほうがデータ転送速度は(圧倒的に)速いです。

ワイヤレスも2020年移行は、理論上の転送速度 最大9.6GbpsのWi-Fi 6対応の機器が販売されてきました。昔に比べたら通信速度は格段に速くなってはいますが、それでも、実際の転送速度は 1Gbps以下なのではないでしょうか。

無線LAN規格
最大転送速度
備考
Wi-Fi 5 (802.11ac)
最大6 Gbps
Wi-Fi 6 (802.11ax)
最大9.6 Gbps(実測値は1Gbps程度?)
2020年頃から実装開始

一方、有線接続は、 USB 3.1から 理論上の転送速度 20GbpsのUSB 3.2へと移行がすすみ、更に最近では、理論上の転送速度  最大40 GbpsのThunderbolt / USB4を搭載したマシンも登場してきています。

USBの規格の変遷

規格
最大転送速度
備考
USB 3.0
最大5Gbps
Type-A端子、Type-B端子
USB 3.1
最大10Gbps
Type-A端子、Type-B端子
USB 3.2
最大20Gbps
USB-C端子
USB4
最大40Gbps
USB-C端子

Thunderboltの規格の変遷

規格
最大転送速度
備考
Thunderbolt 2
最大20Gbps
mini-display端子を採用
Thunderbolt 3
最大40Gbps
USB-C端子を採用
Thunderbolt 4
最大40Gbps

実行速度で10倍くらいの違いはありそうです。
こうなるとやはり、無線よりも有線でデータ移行するほうが優位といえます。

誤解を恐れずにあえて比較してみると

Wi-Fi 5 < Wi-Fi 6  <<<  USB 3.1 < USB 3.2  <<< Thunderbolt /USB4

といったところでしょうか。

Macbookのデータ移行:とりうる選択肢は?

さて、これら2つの観点を組み合わせると、理論的には2x2=4つのデータ移行の方法があることになります。

有線接続
ワイヤレス接続
バックアップ方式
外付けHDD/SSDを利用
クラウドストレージを利用
直接接続方式
USBやThunderboltケーブルによる接続
例)macOSの移行アシスタント
  iOSのクイックスタート

今回、Macbookのデータ移行にどのような方法があるのか、順番にみていきましょう。

1.直接接続ーワイヤレス接続

マシン同士をワイヤレスで直接接続してデータ移行する方法です。バックアップのために外付けストレージを購入したり、マシン同士をつなぐケーブルを準備する必要もないので、実現できれば有力な手段の1つです。ワイヤレスの通信速度に制限があるので、大容量データの移行には不向きですがある種の機器では一般化しています。

私たちに一番馴染みがあるのが、iPhoneでiOS12.4以降で使用できるようになった「クイックスタート」によるデータ移行です。パソコンを持たないスマホ保有者も多いことから、この移行ソフトはかなり洗練されたものになっています。
(参考記事:
iPhoneデータ移行

2.直接接続ー有線接続

これは、データ転送速度が速く、バックアップのための時間もかからないので、実現できれば、データ移行の時短に非常に有力な手段です。

発売時期の大きく異なるマシン同士を接続する場合、変換ケーブルを用意できるかという点と、Peer-to-Peerデータ移行に対応した移行ソフトがあるかどうかが 実現のポイントとなります。

3.バックアップ方式ーワイヤレス接続

iCloudやDropboxなどのクラウドストレージにバックアップを取得し、リストアする方法です。

残念ながらクラウドストレージにデータを保管するときのデータ単価は、外付けSSDやHDDのデータ単価よりまだまだ高額です。既に大容量データを保管できるクラウドストレージの契約を持っていれば別ですが、バックアップのためだけに新たに契約するのはあまり現実的ではありません。

またネットワーク経由では おのずとデータ転送速度は遅くなります。またネットワークの速度自体が高速でも、データーセンター側の事情で時間がかかる場合もあります。例えばMicrosoftのOne Driveのように大容量データの保管に異常に長時間かかるクラウドストレージもありますので注意が必要です。

4.バックアップ方式ー有線接続

外付けディスクに古いマシンからバックアップを取得し、それを新しいマシンにリストアする方法です。
バックアップソフトは、イメージバックアップ/ファイルバックアップ、有料/無料と幅広い選択肢の中から選べます。
普段からバックアップをとる習慣がある方は、非常に短時間で移行が可能となります。

バックアップを取得していなかった方は、HDDやSSDなどの外付けディスクを購入しなければならないというデメリットがあります。

移動するデータをきめ細かく選び、進捗を確認しながらデータ移行することができる点はメリットとなります。

Macbookのデータ移行:おすすめの方法は?

Macbookのデータ移行方法にはいくつかの選択肢があることがわかりました。
どの方法が適切かは、その人が

・どんな機材やソフトをもっているか?
・移行のために追加予算をかけられるか?
・どのくらい早く移行したいか?

によって変わります。

私の場合は、

・外付けSSDストレージをもっている
・追加予算はかけたくない
・数時間以内に移行を完了させたい

という要件がありました。

その場合、どのような手順が適切でしょうか?
実際の移行手順詳細、注意点については、こちらの記事で紹介します。

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