知っておきたいトイレの基礎構造
トイレの種類
タンク式 vs. タンクレス
さて、トイレをその構造で選ぶときに悩むのが、「タンク式」がいいのか、「タンクレストイレ」がいいのかという議論です。メリットとデメリットを整理すると以下のようになります。
タンク式
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タンクレス
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メリット
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価格がやや安い
停電時にも使える
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室内が広くなる
デザイン性が高い
掃除がしやすい
水を連続で流せる
節水効果がある
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デメリット |
●タンクが場所をとる
●掃除がしづらい
●デザイン性が劣る
●水を連続で流せない
●節水性がやや低い
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●手洗いが別に必要
●水圧によっては設置できない場合あり
●停電時には使いづらい
●価格がやや高い
●便座部分のみの交換は不可
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「タンク式」は、価格が比較的安く、停電時にも水が流せる点がメリットです。
一方「タンクレス」は、「停電時に使いづらく」「価格が比較的高額」であるところがデメリットとなります。
あくまで個人的な意見ですが、非常にデザインにこだわった家で、予算も潤沢にある場合を除いては、「タンク式」の「組み合わせ便器」を選んだ方が、選択肢が多く予算も抑えられてよいと思います。
違いを生み出す要素は、以下のようなものがあります。トイレメーカーとして代表的なTOTOの機種で比較してみます。TOTOのウォシュレットには以下の3種類があります。
アプリコット | S | SB | |
特徴 | 洗浄機能をすべて搭載した最上位機種 | リモコンで操作 | 本体袖で操作 |
給湯方式 | 瞬間式 | 貯湯式 | 貯湯式 |
価格 | 123,000円〜 | 107,000円〜 | 93,000円 |
- 給湯方式
- リモコン
- 自動開閉
- 温風乾燥
給湯方式
まず、価格に大きく影響を与えるのが給湯方式です。利用の都度、瞬間的に湯を沸かす「瞬間式」とタンクにお湯を貯めておく「貯湯式」があります。「瞬間式」のほうがエコ機能に優れており、本体価格が高くなります。
瞬間式 | 貯湯式 | |
外観 |
貯湯タンクがありませんので、すっきりと薄型のデザインが多いです。 |
貯湯タンクが内蔵されていますので、厚みが出ます。 |
湯切れ | 貯湯タンク内の温水を使い切ってしまうと湯切れを起こし水が吐水されます。 |
貯湯タンクがなく、都度加熱しますので、湯切れの心配はありません。
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電気代 | 1,600〜2,200円/年 | 約4,500円/年 |
(出典:交換できるくん「あなたにぴったりのTOTOウォシュレット・温水洗浄便座選び」)
リモコン
温水洗浄便座を操作するリモコンには袖リモコンと壁リモコンの2種類があります。
一般的には、壁リモコンのほうが価格が高めになります。
TOTOウォシュレットの場合、ウォシュレット Sが壁リモコン、ウォシュレットSBが袖リモコンとなります。
機種名 | ウォシュレット S | ウォシュレットSB |
写真 | ||
リモコン種類 | 壁リモコン | 袖リモコン |
定価(目安) | ¥107,000〜 | ¥93,000 |
壁リモコンの場合には、トイレの壁にビス穴を開ける必要があり、ビス跡が残るのが嫌な場合には、袖リモコンにしたほうがよいでしょう。
壁リモコンの場合には、機能が多いほど価格が高くなります。例えば、「ボタンで洗浄」「節水モード」「オート便器洗浄」などです。
自動開閉・温風乾燥
便座や蓋の自動開閉機能や、温風乾燥機能がついている機種は当然、ついていない機種よりも高くなります。あまりこだわりがない人は、ついていない機種で十分でしょう。