大画面テレビで、NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスを視聴するときに便利なメディアストリーミングプレーヤー。
Amazon FireTV stickや、Google Chromecastなどが有名です。
Amazon FireTV stickは、テレビでの視聴のみの機能なので設定は複雑ではありませんが、Google Chromecastについては、設計思想が違って多機能な分、再設定のときに戸惑うことがあります。再設定の方法をまとめてみました。
1.Chromecastの種類の識別
2.Chromecastのリセット
3.Chromecastの再設定
4.キャストの開始
あらためてChromecastとFireTV Stickの違い
Chromecastがつながらない
しばらく使っていなかった Google Chromecast。
ひさびさに使ってみようと iPhoneでBluetoothをオンにしてから、Google Homeアプリを立ち上げるも、「接続が解除されたデバイス」と表示され、全くつながらず。
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最近Wi-Fiの設定を変えたので、おそらく以前のSSIDにつなぎに行ってしまっていて、iPhone側と通信できなくなっているようです。
いったん本体の電源を切り、1分後に立ち上げてから、あらためてGoogle Homeアプリで操作してみます。
左上の”+”を押して、「デバイスのセットアップ」–>「新しいデバイス」を選択するも、
「デバイスの検出中」–> 「セットアップするカテゴリの選択」–>「デバイスの検出中」と無限ループに陥ってしまい、まったく先に進めず。
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こういうところが Google製品/アプリのユーザーフレンドリーでないところだが、文句を言っていても仕方ない。
「これでは埒が明かん」とChromecastの本体をリセットし、最初から設定し直すことに。
以下、今後のために、Chromecast再設定手順を備忘録として残しておきます。
Chromecastの再設定手順
1.Chromecastの種類の識別
2.Chromecastのリセット
3.Chromecastの再設定
4.キャストの開始
1.Chromecastの種類の識別
Google Chromecastには、いくつか世代があり、機種によって設定方法が違うかもしれないので、まずはそこから調べます。
購入したのは今年の5月。
どの世代を購入したかすっかり忘れてしまっていたので、Amazon の購入履歴で調べます。
「第三世代 2K対応 チャコール GA00439-JP」であることが判明。
この時期すでに4K対応のChromecast with Google TVが販売されていましたが、接続するテレビが4K対応でなかったので、安いほうがいいと、第三世代にしたのを思い出しました。
ちなみにChromecastの世代ごとの形状、販売開始時期、価格の概要は以下です。
第一世代
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第二世代
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第三世代
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Chromecast with Google TV
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2014年〜 | 2016年〜 | 2018年〜 | 2020年11月〜 |
4,200円 | 4,980円 | 5,072円 | 7,600円 |
2.Chromecastのリセット
ネットで検索しても、Googleの解説は以下のようなテキストのみ。
画像がなくて、わかりにくいので苦労します。
Chromecast をテレビに接続した状態で、Chromecast の側面にあるボタンを長押しします。LED がオレンジ色に点滅し始めます。LED ライトが白に変わったらボタンを離します。これで、Chromecast が再起動します。
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本体をよく見てみると、表面を上にしたときに左側に 3mm x 8 mmの小さなボタンがついています。
これを3秒ほど押し続けると、小さなオレンジランプが点灯し始めるので、ランプが白色になり点滅しなくなったらリセット完了です。
テレビ画面に「アプリのダウンロード」が表示されます。
3.Chromecastの再設定
Googleのページにはこれしか書いてありません。
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1.セットアップするカテゴリの選択確かに指示通りやればできるのですが、手順が意外と長かったので、記録に残しておきます。
「Chromecat/Google TV」を選択します。
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2. デバイスの接続 (45秒ほどお待ち下さい)
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3. Chromecastが見つかりました。
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4. Chromecastに接続中
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5.ディスプレイに表示されているコードと同じですか?
iPhoneのGoogle Homeアプリで表示される4桁の英数字コードと、TV画面側に表示されるものが同じであればOK。
スマホアプリ「Google Home」上 | TV側 |
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6.名前をつけてください。
再生端末から接続する Chromecastに名前をつけます。
7.Wi-Fi接続
ネットワークを選択します。
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8.Chromecastのリンク
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9.動画サービスのリンク
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ようやく投影準備が整いました。
4.キャストの開始
スマホ上で、TV画面に表示したいアプリ(Netflix、Amazon Prime Videoなど)を起動。
左上か右上にある キャストアイコン
をクリックすると、しばらくしてTV側に表示されます。
改めてGoogle ChromecastとAmazon FireTV Stickの違い
ここで、Google Chromecastと Amazon FireTVの違いについて軽くおさらいです。
動画配信サービスを大画面テレビで見るための機器として、どちらも注目を集めてきました。
対応している動画配信サービスや価格などは 大きな違いがない状態になりました。
最大の違いは、その設計思想。
動画再生、テレビへの投影、操作をどのように実現するかであり、ここで利便性に違いがでて、好みが分かれると思います。
Googleは、Chromecastだけでなく、その他の様々な機器を Google Homeアプリで操作できるよう設計しています。
一方 Amazonは、「動画配信サービスを大画面テレビでみる」ことに特化してFireTV Stickを製作しています。
今回のトラブルで改めて感じたのは、Google Chromecastのほうが、トラブルが起きたときに直すのが大変だということです。
私は両方を持っており、この手の機器は長年扱っているので素人ではありません。
ただ、Chromecastのほうは、画面入りでわかりやすく、設定手順やトラブルシューティングの方法が書かれたページが見つけられず、復旧までかなりの時間がかかりました。
やはり「動画配信サービスのテレビ投影」に特化し、ふだんテレビで使い慣れているリモコンで操作できるAmazon FireTV Stickのほうが初心者にはやさしいと思います。
Google Chromecast
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Amazon FireTV Stick
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動画再生
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スマホ、タブレット、パソコンなど
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テレビ投影
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操作
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Google Home(スマホアプリ)
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専用リモコン
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価格
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今回のトラブルで、「Chromecastはもう懲りた!」という方には、Amazon FireTVの最新版も検討ください。
Fire TV Stick 4K Max – Alexa対応音声認識リモコン(第3世代)付属 | ストリーミングメディアプレーヤー |