おいしいワインに出会えないそのワケは?ワイン初心者を待ち受ける5つのワナ

後悔しないワイン選び

「ワイン」と聞くと、よくわからない敷居の高い飲み物という印象を持っている人も多いでしょう。勧められたものを飲んでもちっともおいしくなかったという経験をもつ人も多いはず。私もかつてそうでした。初心者がワイン選びで失敗する5つの典型的なケースをまとめてみました。

ワイン初心者はなぜおいしいワインに出会えないのか?
ワイン初心者を待ち受ける5つのワナ
1. 賞にだまされる
2. ブランドにだまされる
3. ネットの評判にだまされる
4. 「お買い得」にだまされる
5. 店員にだまされる
ワイン選びで賢い消費者になるために

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ワイン初心者はなぜおいしいワインに出会えないのか?

ワインと、ワイン以外のお酒との違いはなんでしょうか?

ビール、日本酒、ウィスキーなら自分の好みのものがすぐ選べるのに、ワイン選びは難しいと思う人は多いはず。

その理由は、ソムリエやワインアドバイザーという仕事が職業と成立するほど、ワインの種類が多く、その選び方に専門知識が求められるからだと思います。

それでも私たち初心者は、がんばって自分でワインを選ぼうと挑戦することもあります。

しかし、そんな我々の努力をあざ笑うかのように、美味しくないワインが次々と我々の目の前に現れ、その期待を打ち砕くのです。(大袈裟なー笑)

どうしてそんなことになるのでしょうか?

それを避ける方法はあるのでしょうか?

失敗しやすい5つの典型的なケースを整理してみました。

そのあとに1つの解決策を提案します。

ワイン初心者を待ち受ける5つのワナ

ワイン初心者を待ち受ける罠を、私自身の経験にもとづき5つに分類しました。順番にみていきましょう。

1.賞にだまされる
2.ブランドにだまされる
3.ネットの評判にだまされる
4.「お買い得」にだまされる
5.店員にだまされる

1.賞にだまされる

ワイン初心者を待ち受ける1つ目の罠は、「受賞ワイン」です。

自分が普段接していない、あるいは、あまり詳しくない分野で商品やサービスを選ぶとき、なんらかの賞を受賞したものから手っ取り早く検討するというのはよくあることです。

映画だったら「アカデミー賞」「日本アカデミー賞

本だったら「本屋大賞

マンガだったら「マンガ大賞

レストランだったら「ミシュラン」でしょうが、フード・ドリンクに関する賞というのは意外と当てにならないと思いませんか?

例えば、お菓子の分野でよくみかけるのは、「モンドセレクション金賞受賞」。

スーパーで売られているお菓子のパッケージに誇らしげに表示されていることがありますが、実際買って食べてみても「ふーん」という感想で終わるケースも多いです。

ワインに関しても同じことが起こります。

世の中には、星の数ほどワインコンクールというものがあり、受賞したワインは誇らしげにそのコンクールのロゴをラベルにしてボトルに貼り付けます。

しかし、これらの賞が、ワインのおいしさの証明にどれだけ影響があるのか、我々初心者にはわかりません。

また、2006年と古いブログ記事ですが、以下のような懸念を示されている方もいます。

金賞受賞ワインの怪

経験するとわかりますが、実はこれらの賞は、ワインのおいしさとはあまり関係がないようなのです。

2.ブランドにだまされる

ワイン初心者を待ち受ける2つ目の罠は、「ブランド」。

どちらかというと「固定観念」や「偏見」といったほうが当てはまるかもしれません。

ワインについて断片的な知識しかない初心者が、先入観や偏見をもってしまうのは、仕方のないことです。

ワインに関して例をあげると、

「ワインはやっぱりフランス」とか、

「チリワインは安物」とか

「泡のワインはすべてシャンパン」とか、

「赤ワインはボルドーかブルゴーニュ」とか

「○○ワイナリーのワインは良い」とか。

この先入観や偏見は、ワインを売る側にとって、非常につけ入りやすいチャンスです。

「かの有名な○○で造られた」とか、「希少な○○ものです」とか、ネットでのワイン紹介は美辞麗句のオンパレード。良いことがたくさん書かれていると、なんとなく良いワインに思えてしまいます。

しかし、本当に良い、お買い得なワインは、ごちゃごちゃ説明しなくても勝手に売れてしまいます。

3.ネットの評判にだまされる

家電製品やIT関係のグッズ、あるいはその他の商品を購入するとき、大手オンラインショッピングサイトや価格.comのような比較サイトを参考にするケースは多いと思います。

残念ながらワインに限っていうと、この手のネットの評価はほとんど当てになりません。

特にひどいのが、Amazonのケースで、「Vine先取りプログラム」のレビューアの評価が紛れ込んでいる場合です。「Vine先取りプログラム」とは、Amazonが選んだレビュアーに無料で商品を提供し、レビューを書いてもらうプログラム。常識的に考えて、無料で入手している人の評価はどうしても甘くなり、全体のスコアは正しいものにはなりません。

Amazon Vine先取りプログラムとは何ですか?
Amazon Vine先取りプログラムは、Amazonで最も信頼できるレビュアーをご招待し、他のお客様が十分な情報に基づいて購入を決定できるよう、商品についての意見を投稿していただくプログラムです。お客様がAmazonで過去に購入した商品について投稿したレビューと、その有用性に基づいて、Vineメンバーになるようお客様をご招待します。Amazonでは、本プログラムに参加している販売パートナーによって登録された商品をVineメンバーに無料で提供しています。Amazon VineレビューはVineメンバーの独自の意見であり、販売パートナーはレビューに影響を与えたり、修正や編集を行ったりすることはできません。Amazon Vineレビューは、投稿ガイドラインに違反している場合を除き、修正、編集されません。

他のサイトでも、1本ごとに評価している人の絶対数、素性も定かではないので、評価スコア自体に信頼性がおけないのです。

4.お買い得にだまされる

ワインのお買い得セットも、初心者が騙されやすいケースです。

過去に購入した経験では、5本や10本のセット中、1,2本いいワインが入っていれば御の字です。

そのあたりの詳しい実態は、以下に調べた記事があります。

Vivinoで徹底分析!初心者が手を出してはいけない お買得ワインセットの実態は?

5.店員にだまされる

ワイン専門店があちこちにありますが、それらのお店の店員は、かならずしもワインに詳しい方ではありません。また、そのお店で買えるワインも、世の中に数あるワインからよりすぐられたものでもありません。

「エ○○カ」という有名なワインショップがあります。

私がワイン好きと聞いて、プレゼントに贈ってくださる方も何人かいましたが、残念ながらいただいたワインを一度もおいしいと思ったことがありません。

購入した人の伝え方が悪かったのかもしれません。

予算の制約で買えなかったのかもしれません。

それでも、「送る相手がワインにうるさい人なので」と言われていれば、選ぶ側もかなり慎重になるはず。

私がいただいたワインは、Vivinoというワイン検索アプリで5段階評価中 3.0のワインでした。

私が人にワインを送るときは絶対選びません。

残念です。

ワイン選びで賢い消費者になるために

これだけ初心者を待ち受けるワナを紹介してしまうと、「ワイン選びは無理!」と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

世はテクノロジーの時代です。

初心者のワイン選びをサポートしてくれる「ワイン検索アプリ」という強力な味方があります。

「ワイン検索アプリ」のおすすめについてはこちらから。

ソムリエいらずのワイン選び〜ワイン検索アプリのおすすめはVivino