まぶしくてモニターが見づらいときに!携帯可能モニターフード(遮光板)の作り方

在宅勤務の達人

オフィスにひさびさに出勤すると、照明がまぶしすぎてモニター作業がしづらいと感じることがあります。古いビルですとむき出しの蛍光灯の光が目に入り、労務環境的によろしくありません。そんなときに役立つ携帯可能な簡易モニターフード(遮光板)の作り方を紹介します。

モニター正面からの光は目によくない
モニターフードは意外と高額
プラダンでお手軽に遮光可能
ちょっとだけDIYで携帯可能モニターフードを作成

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モニター正面からの光は目によくない

ひさびさに会社で作業すると、肩が凝ったり、頭痛がします。

そもそも、机の高さが低かったり、モニターも高さが調整できなかったり、モニターサイズが大きい割には机の奥行きが短く、モニターまでの適正視聴距離が確保できなかったりと、問題山積みです。

さらに問題なのは、むき出しの蛍光灯の光が多数目に入ってきて、長時間作業していると頭が痛くなってくることです。

調べてみると16年前に建てられたビルのようで、オフィス内の照度は基準を満たしているのでしょうが、エルゴノミクス的観点は配慮が欠けているようです。

一方、家でも正面からの光で、作業しにくい時間帯がありました。

日差しがモニター後方から差し込んで、モニターが見えなくなるのです。

シャッターやカーテンで遮光することもできますが、せっかく部屋が明るいのにわざわざ部屋を暗くして電灯をつけるのも野暮というものです。

オフィスはむき出し蛍光灯多数で目に悪い 家では正面からの日差しでモニターが見えない

このままでは良くないので対策を考えます。

モニターフードは意外と高額

モニターに映り込む電灯の光を避けるために「モニターフード」というものがあるようなのですが、Amazonで検索してもあまり種類がでてきません。よく目にするのは iLookerという、おそらく中華メーカーの製品です。

23インチ&24インチ対応で 7,000円近くします。サイズが大きくなると比例して値段が高くなります。

23インチ&24インチ対応
27インチ対応
6,999円(2022/6/26現在)
9,499円

一方、モニターメーカーの純正品は、2万円超えとむちゃくちゃ高額です。

24インチ対応
20,680円

遮光フードに2万円使うくらいなら、M2チップMacBookを購入する費用にあてたいところです。

なにか他に良い方法がないか探します。

プラダンでお手軽に遮光可能

そんな中、ネットでこんな記事を見つけます。

1000円以下で!高機能モニターフードの作り方。[自作]

「1,000円以下で自作できる」というのは非常に魅力的です。

こちらでは、写真画像を正しい色で確認したいために、モニターの上側と左右を覆う形でフード型にしています。

しかし、私の場合は、正面からの光を遮ればいいだけなので、もっと手軽にできそうです。

プラダンというのははじめて知りましたが、なにはともあれ、これはとてもよいアイディアです。

早速ホームセンターに見に行きます。

プラダンは、プラスチックダンボールの略なのでしょうか。

断面はダンボールのように空洞になっていますが、素材は紙ではなくポリプロピレンなどのプラスチック素材でできています。

厳密にはダンボールのようなトラス構造にはなっていないので、横からの圧力にはそれほど強くなく、強く上から押すとペシャッと潰れてしまいます。厚みは3mm程度です。

プラダン
ダンボール(トラス構造)

百均にもプラダンは置いてありますがサイズが30 x 21 cmと小さいので ホームセンターのほうがよさそうです。

私が行ったホームセンターでは、90 x 45 cmが 248円、90 x 60 cm が 298円で販売されていました。

軽くて、カッターなどで簡単に切断できるので、加工しやすいのがメリットです。

さて、プラダンの効果ですが、モニターの上にそのまま置くだけで、モニターが格段に見やすくなりました。

シャッターもカーテンも閉めていないので、部屋の明るさそのままです。

Before After

家ではこれだけでも十分なのですが、オフィスには、この大きなプラダンは持っていけないので、プラダンを携帯可能なものに加工します。

ちょっとだけDIYで携帯可能モニターフードを作成

家からオフィスに持っていけるモニターフードを作ります。

モニターフードというより、遮光板といったほうが近いかもしれません。

要件は

・折りたたみ可能

・折りたたんだサイズがカバンに入る(35cm x 25cm)

です。

蝶番、丁番(ちょうつがい)を使います。

幅は好みのサイズのものでいいのですが、私は以下のようなものを購入しました。

写真には丁番2つしか写っていませんが、実際には丁番 4枚、釘 16本入っています。459円でした。

丁番に釘がついていますが、プラダンの厚みが3mmしかないので貫通して飛び出してしまいます。

代わりに、両面テープで、丁番とプラダンを接着します。

プラダンが軽いので、両面テープもそれほど強力なものは必要ありません。200円弱で売られているもので十分です。

ニトムズ ハンディカット多用途強力両面テープ 10mm×10m

 

35cm x 25cmにカットしたプラダン 2枚と
丁番 2個を用意します。
25cmにしたのは、広げたときのサイズ50cmが、23.8インチモニターの横幅と同じだからです。
プラダンと丁番を、両面テープで貼り付けます。貼り付けるときに、2枚のプラダンに隙間がないようにし、裏から貼り付けます。
折りたためば、35cm x 25cmになりますので、カバンにも入ります。

左右のカバーをつくりたければ、同様にカットし、丁番等でつなげばよいでしょう。

35cmでは少し高さが足りませんでしたが、この程度の高さでも十分遮光性は発揮できます。

Before After

費用は総額1,000円以内に収まりました。

プラダン(90 x 60 cm) 298円
丁番 498円
両面テープ 178円
合計 974円