MINISFORUMの超小型PC Venus Series UN1245簡易レビュー|購入時の注意点は?

MINISFORUM UN1245 簡単パソコン選び

MINISFORUMの超小型PC「UN1245」を購入しました。使い勝手を簡単にレビューします。

  • UN1245 製品概要
  • UN1245 使い勝手と注意点
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UN1245 製品概要

MINISFORUMの小型PCは製品の種類が多く、細かい仕様や型番が変わった製品が、非常に短いサイクルで販売開始、製造中止となるので目が離せません。昨年7月にメインのPCをWindowsにできるか試したくて MINISFORUM UM590を購入しました。しかし、この製品は2022年末に発売されたもののようで、2024年2月現在、すでに販売されておりません。(Amazon)

(UM590の製品レビュー動画はこちら

さて、今回購入したのは UN1245。内部仕様など細かい点は、こちらのレビュー記事(容積わずか0.9リットルのミニPC「Minisforum Venus Series UN1245」を開けてその中身をのぞいてみた ,2023/8/12)を参照いただきたいのですが、まずは製品概要をみていきましょう。

<UN1245製品概要>

製品名 MINISFORUM Venus Series UN1245
CPU Intel® Core™ i5-12450H Processor, 8コア/12スレッド
メモリ 16GB
ストレージ 512GB
USBポート USB-A x4,  USB-C(PD) x 1
その他インターフェース HDMI x 1,  DisplayPort x1
OS Windows Home
サイズ 129.6mm×127.8mm×54.3mm
購入価格(2024/1) ¥48,014

正面と背面は以下のようになっています。

正面

電源スイッチ、USB-Aポート x2, イヤホンジャックがあります。

背面

電源ポート、USB-Aポートx2, 2.5Gbps LANポート、USB-C (with PD), HDMI, DisplayPortがあります。

UN1245 使い勝手と注意点

MINISFORUM Venus Series UN1245の使い勝手についての感想と注意点です。価格が安い分、リーゾナブルに見えますが、いくつか注意点が必要です。

性能

以下のレビュー記事にもありますが、このPCはグラフィック性能が心もとないため、動きの激しいゲームなどの用途には向いていないようです。

第12世代Intel Core i5&メモリ16GB搭載のミニPC「Minisforum Venus Series UN1245」はどれだけパワフルなのか?ベンチマークを計測してみた (2023/8/13)

しかし、Web閲覧、動画視聴、プログラミング、Office製品などの事務作業にはまったく支障はありません。

私のメインPCはMac mini 2023 (M2 Pro)ですが、Windows環境でないと検証できないこともあり、コスパが良いWindowsパソコンは重宝します。外付けディスプレイやキーボード、マウス、Webカメラなどの周辺機器がそろっているならば、セカンドPCの選択肢としては十分要件を満たすと思います。

もし性能を改善したい場合には、1つ目のレビュー記事にも書かれていますが、メモリやストレージの増設も可能です。

ディスプレイ接続

UN1245では、HDMI / USB-C / DisplayPortの3つのポートをつかって、3画面のディスプレイ出力が可能です。ただし、WQHD(2560×1440)などの変形タイプは、つなぐポートによっては映らない場合もありますので、注意が必要です。

FullHD (1920×1080)であれば、どのポートにつないでも問題ありません。

電源アダプター

電源アダプターの大きさも購入前には気づきにくい点の1つです。

Mac minなどは、電源アダプターは本体に内蔵されており、そとに出るのは細い電源ケーブルのみです。しかし、MINISFORUMをはじめとするミニPCでは、本体のサイズを小さくする分、大きめの電源アダプターが外出しになっています。これがなかなかの大きさで、意外と邪魔に感じることがあります。

Windows 11 Homeの制限

1点見落としていたのが、OS(オペレーティングシステム)です。

通常利用する分にはWindows11 Homeでも問題ありませんが、以下のような場合に利用が制限されます。これらのソフトや機能を使いたい場合には、Windows 11 Proにアップグレードする必要があります。

・BYOD向けのセキュリティ要件が厳しいソフト

OneDrive, Outlook,  OneNoteなど多くの製品がWindows Homeからでも企業内のシステムにアクセスできます。しかし、一部のセキュリティ要件の厳しいソフトウェアについては、ダウンロード、アクセスが制限されており、利用できません。私の場合は、Microsoft Teamsがこれにひっかかり、利用できませんでした。

・Windowsリモートデスクトップ

WindowsリモートデスクトップもWindows 11 Homeでは利用できません。以下のようなエラーメッセージがでて、Windows 11 Proへのアップグレードを促されます。

さて、肝心なWindows 11 HomeからProへのアップグレード費用ですが、2024/2現在 13,824円となっています。

あとから追加するのがビミョウな場合には、はじめからWindows 11 Proがインストールされた機種を購入するほうがよいでしょう。2024/2/11現在、機能アップされた製品UN1245Wが 81,980円で販売されていました。

UN1245Wは、UN1245に比べて、メモリが 16GB–> 32GB、ストレージが 512GB –> 1TB、OSがWindows 11 Home –> WIndows 11 Proに強化されています。拡張ポートの仕様はUN1245とまったく同じです。

MINISFORUM UN1245W Intel® Core™ i5-12450H搭載 高性能ミニPC 32GBメモリ/1TBストレージ Windows 11 Pro プリインストール