ニコンD750を購入してはや7年。旅行も行かなくなりすっかりお蔵入りしていたD750ですが、最近野鳥を撮るようになり、撮影テクニックを1から学び直す必要がでてきました。まずは、ちょこまか動く被写体のピント合わせから。超初心者でもわかるようにコツを記録していきます。
子供も巣立っていき、撮影する学校行事もなくなりました。
また最近のコロナ禍で、旅行で撮影する機会もめっきり減りました。
そんな中、近間で撮影テクニックを必要とする被写体、「野鳥」というものがでてきました。
こいつがなかなか厄介な被写体なのです。
通常木の枝に止まっていて、枝の間をちょこまかと動くのですが、オートフォーカスで彼らを撮影しようとすると、手前の枝や後ろの枝、全然関係ない木の幹や葉っぱにピントがあってしまい、ほとんどのケースでピンぼけになってしまいます。
手前の木の枝にピントがあってしまっている! |
そもそも、一眼レフカメラのピント合わせってどうやってやったらいいの?というところか学び直しです。
カメラマンの方が書いているブログやYoutubeは、私のような超初心者には理解が難しいのです。
自分でもわかるように、調べたことを書いてみます。
まず、ピント合わせは、
・ファインダーの視野の中のどの領域でピントをあわせるか(フォーカスエリア)
・ピント合わせからシャッターを押すまでの動き(フォーカスモード)
の2つの組み合わせで決まります。
1.フォーカスエリアとは?
フォーカスエリアとは、D750がもっている51点のフォーカスポイント(焦点をあわせられる点)の中から、どの点(もしくは点の組)で被写体を捉えるかです。
D750のファインダーで撮影するときに51のフォーカスポイント(下の□ 1つ1つ)
撮影対象によって、AFエリアモードをどう使い分けたらいいのでしょうか?
一応、マニュアルやウェブサイトに書いてある定義を整理すると、以下のとおりです。
No.
|
撮影対象
|
適したAFエリアモード
|
ピント合わせの特徴
|
1
|
静止している
|
シングルポイントAF
|
1点だけ選んでピントあわせ
|
2
|
動きがある程度予測できる
|
ダイナミックAF 9点
|
選択した1点と周囲8点
|
3
|
動きがランダムで予測しにくい
|
ダイナミックAF 21点
|
選択した1点と周囲20点
|
4
|
グループエリアAF
|
広範囲で被写体と捉える
|
|
5
|
左右に動き回る
|
3Dトラッキング
|
51点すべてのフォーカスポイントで追尾
|
6
|
動きが速い
|
ダイナミックAF 51点
|
選択した1点と周囲50点
|
野鳥の場合は、どこにピントがあうか制御できないので、No.2〜 No.5は使えない気がします。
木の枝に止まっている場合・・・シングルポイントAF
青空を背景に飛んでいく場合・・・ダイナミックAF 51点
でしょうか?
一般の撮影時にも、AFのポイントが9点、21点、51点でどんな使い分けをすべきなのかも、素人にはわかりません。なにか役に立つシチュエーションはあるのでしょうか?デジタル一眼レフ 撮影テクニック」みたいな本には、「オートフォーカスは使うな、シングルフォーカスを使え」と書いてあったりしますが。
ニコンのサイト(わかりにくいー笑)
●フォーカスエリアの変え方
左手で左横にあるボタン(AFモードボタン)を押しながら・・・
|
右手の人指し指で、右前方のダイヤル(サブコマンドダイヤル)を回す
|
AFエリアモードは、表示パネルとファインダーに表示されます。
上部の液晶パネルの右下に表示されます。
|
ファイダーの中でも右下に表示されます。
|
AFエリアモードの種類と液晶表示は以下の通りです。大事なのは、(1)ですかね。
1.シングルポイントAF
|
|
2.ダイナミックAF・9点
|
|
3. ダイナミックAF・21点
|
|
4. ダイナミックAF・51点
|
|
5. 3D-トラッキング
|
|
6. グループエリアAF
|
|
7. オートエリアAF
|
2.フォーカスモードとは?
フォーカスモードとは、大雑把にいうと、カメラ任せで自動的にピントを合わせるか、マニュアルでピントを合わせるかの違いなのです。
自動ピント合わせにも3種類ありますので、被写体によって使い分けることが必要です。
撮影対象
|
呼び方
|
特徴
|
注意点
|
静止している被写体
|
AF-S (シングルAFサーボ)
|
ピントが合ったらシャッター切れる
|
|
動いている被写体
|
AF-C (コンティニュアスAFサーボ)
|
シャッターをきるまでピントを合わせ続ける
|
ピントが合ってもフォーカスロックはされない
|
止まったり、動いたりする被写体
|
AF-A (AFサーボモード自動切り換え)
|
被写体が静止しているときは[AF-S]、動いているときは[AF-C]に自動的に切り替わります。
|
ピントが合っていないときはシャッターはきれません。
|
MF (マニュアルフォーカス)
|
手動でピントを合わせる
|
静止している鳥だったら、AF-Sモードでよさそうです。
ちなみに、マニュアルフォーカスはどんなときに使うのでしょうか?
●フォーカスモードの変え方
左手で左横にあるボタン(AFモードボタン)を押しながら・・・
|
右手の親指で、右上のダイヤル(メインコマンドダイヤル)を回す
|
AFモードボタンを押しながら、メインコマンドダイヤルを回すと、上部の表示パネルの文字が、
・AF-A(自動切り替え)
・AF-S(シングル)
・AF-C (コンティニュアス)
と切り替わります。
ファインダー内にも左下に表示されています。
|
ニコンのサイト(わかりにくいー笑)
次は、遠くにいる野鳥を撮るための望遠レンズについて調べます。