着目すべきはどのポイント?MacBookに最適なモバイルモニター(ディスプレイ)の選び方

MacBookに適したモバイルモニター Mac活用

モバイルモニターは、携帯性にすぐれた外付けモニターです。ノートパソコンと一緒に持ち歩いて利用することで外出先での生産性を格段に上げることができます。しかし、モバイルモニターを選ぶとき、特にMacBookと一緒に利用するときには気をつけたいポイントがいくつかあります。MacBookユーザーに適したモバイルモニターを紹介します。

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モバイルモニターとは

モバイルモニターとは、モバイルディスプレイとも呼ばれることもある、携帯性を重視したディスプレイデバイスのことです。一般的には、ノートパソコンやスマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスに接続して利用します。モバイルモニターによって外出先で複数画面で作業することが可能なり、作業の生産性を挙げることができます。

また、液晶モニターと違って作業スペースをとらないため、自宅のモニターが設置できないような狭い場所でも利用することができます。

ASUS MB16ACV
出典: ASUS モバイルモニター MB16ACV

モバイルモニターの選び方のポイント

モバイルモニターを選ぶときには、スタンド付きモニターと同様に、画面サイズ、本体重量、解像度、接続方式、電源供給などに注意する必要があります。特にMacBookと利用する場合には、以下の点に注意するとよいでしょう。

モニターのサイズ

モバイルモニターにも様々なサイズがあります。小さいものは 11インチから、大きいものは16インチを超えるものまであり、利用場所や利用形態によって選ぶ必要があります。また、一般的なモバイルモニターの画面サイズと本体サイズの目安は以下の通りです。

幅 奥行き 重さ
13インチ 30.5 19.3 750g
15.6インチ 35 22 900g
16インチ 36 23 2.1kg

MacBookと一緒に持ち運ぶことを想定した場合、モバイルモニターのサイズは重要です。MacBook本体よりモバイルモニターのサイズが大きすぎると、カバンなどに入らなくなり、持ち運びが不便になるからです。

現在 MacBookの本体は、13インチと 15インチの2種類あります。現在発売中のMacBook Airの機種とサイズは以下の通りです。

幅 奥行き 厚さ 重さ(kg)
MacBook Air M1 13.3インチ 30.41 21.24 1.61 1.29
MacBook Air M2 13.6インチ 30.41 21.5 1.13 1.24
MacBook Air M2 15.3インチ 34.04 23.76 1.15 1.51

したがって、MacBookと一緒にもちあるき、外出先で利用したい人は、MacBook本体と同じくらいのサイズの、15.6インチ、もしくは 13インチのモバイルモニターがおすすめです。

MacBookと代表的なモバイルモニターの大きさを比較した図が以下になります。

 

モニターの解像度

モバイルモニターの解像度は、1920 x 1080 pixelのFull HD、もしくは 3840 x 2560 pixelの 4Kが選べます。15.6インチ以下の小さい画面で 4K画質にする必要があるパソコン作業がどのくらいあるかわかりませんが、4Kを選ぶか、Full HDを選ぶかは、予算と用途との兼ね合いとなるでしょう。価格比較のため、同じメーカーから 4Kと Full HD画質のモバイルモニターを掲載します。

メーカー kksmart kksmart
液晶サイズ 15.6インチ 15.6インチ
液晶パネル IPS アンチグレア IPS アンチグレア
解像度 4K解像度(3840*2160) 1920 x 1080
本体サイズ 35.2 x 21 x 0.9 cm 40.1 x 27.1 x 1.1cm
本体重量 560g 590g
参考価格(Amazon)

 

接続方式

モバイルモニターとMacBookを接続する場合、接続する端子の仕様にも注意が必要です。

現在 MacBook Airでは MagSageポート以外の外部接続端子は Thunderbolt/USB 4端子が2つになっています。

一方、一般的なモバイルモニターでは、USB Type-Cポートが2つ、HDMI ミニポートが 1つ、ヘッドフォンジャックが1つというのが主流になっています。USB-Cポートは、1つが映像出力+給電、もう1つは給電のみが可能です。

MacBook Airの外部接続端子 モバイルモニターの外部接続端子

MacBookは、USB-Aポートなどの外部接続ポートがなく、ドッキングステーションでもつけない限り、外部接続ポートが不足がちです。

そのため、給電用のUSB-CポートをUSB-C電源アダプターに接続し、もう1つのUSB-Cポート(給電+映像)は、MacBookに接続してパススルー給電にするとよいでしょう。こうすればモバイルモニター経由でMacBookにも充電できますので、MacSage 2電源アダプターを持ち歩かなくてよくなります。

MacBookにおいて検討しなくてよい項目

一方、Macの機能の制約から検討しなくてよい項目もあります。それは「トリプルモニター」と「タッチパネル機能」です。

トリプルモニター

最近注目を集めている製品に、トリプルモニター(トリプルディスプレイ)が可能なモバイルモニターというものがあります。ノートパソコンに取り付け、ノートパソコンの液晶画面の左右両脇に別々のモニターを展開できる製品です。

場所もそれほど取らずにノートパソコンをトリプルモニターにできるので、非常に魅力的な製品に思えます。しかし、MacBookユーザーにとって、この製品を利用するのは2つの点で難しいと考えます。

1つ目は、その重量です。例えば、以下のような製品では、12インチのモニターを左右に展開できますが、本体の重さは 2.94kg, 約3kgです。

Kwumsy デュアルモニター エクステンダー(トリプルポータブルモニター)
macOS専用 12インチ IPS
1920 x 1080
収納バッグ付き‎4 x 34.1 x 21.7 cm; 2.94 kg

MacBook Airの本体重量は 1.2〜1.5kgですから、その2〜3倍の重さのモニターを持ち歩くことになり、合計すると 4kg-5kgのものを持ち歩くことなります。これは「MacBookを軽快に持ち歩いて外出先で作業」というスタイルとは程遠いイメージです。

2つ目は、MacBookが接続可能な外部ディスプレイの数の制限です。

こちらの記事に書いた通り、Macには搭載しているCPUの種類によって 表示可能なディスプレイ数(内蔵ディスプレイを含む)に制限があります。

参考記事)Macパソコンでは3台以上のマルチモニターは難しい?解決する方法は?

チップの種類
表示可能なディスプレイの数
ノートパソコン
デスクトップ
M2チップ
2つ
内蔵ディスプレイ  1 +
外付けディスプレイ  1台
外付けディスプレイ 2台
M2 Proチップ
3つ
内蔵ディスプレイ  1 +
外付けディスプレイ  2台
外付けディスプレイ 3台
M2 Maxチップ
5つ
内蔵ディスプレイ  1 +
外付けディスプレイ  4台
外付けディスプレイ 5台

MacBook Airには、M2チップのみが搭載されており、「M2 Proチップ」を搭載した機種はありません。したがって、MacBook Airでは、Apple非公認の特殊な裏技を使わない限り、トリプルモニターにはできません。

外出先でトリプルモニターにしたければ、MacBook Proを選ぶ必要があります。しかし、ややこしいことにMacBook Proにも、「M2チップ」搭載モデルと「M2 Proチップ」搭載モデルの2種類があります。トリプルモニターにできるのは、「M2 Proチップ」搭載した「MacBook Pro」(14インチ、もしくは 16インチ)のほうです。そのうち一番安い機種は、定価(税込)288,800円です。捉え方は人それぞれかもしれませんが、手軽に持ち歩くにはためらわれる高額商品です。

サイズ MacBook Pro
13インチ
MacBook Pro
14インチ
MacBook Pro
16インチ
CPU M2チップ M2 ProもしくはM2 Maxチップ M2 ProもしくはM2 Maxチップ
外付けディスプレイ +1画面 +2画面(M2 Maxは+4画面) +2画面(M2 Maxは+4画面)
定価(税込) 178,800円〜 288,800円〜 348,800円〜

 

タッチ式パネル

WindowsOSのようにタッチ機能に対応したOSを利用している場合には、こちらのようなタッチ機能付きモバイルモニターも非常に魅力的です。

kksmart ポータブルモニター 15.6インチ
非光沢IPSパネル
1920 x 1080 FHD
タッチ機能
22.2 x 35.5 x 1.1 cm,  1.63kg

しかし、macOSの場合にはタッチ機能はありませんので、モバイルモニターにタッチパネル機能がついている必要はありません。iPadやiPhoneなど、MacBook以外のアップル社デバイスに接続する場合、タッチペンなどで作画する人は有効に利用できます。

MacBookに最適なモバイルモニターは?

さて、これまで見てきた項目をまとめると、MacBookに適したモバイルモニターの条件は以下のようになります。

液晶画面 IPSアンチグレア、もしくはADS
解像度 1980 x 1080(Full HD)  もしくは 3840 x 2160(4K)
サイズ 13インチ、もしくは 15.6インチ
重量 1kg以下
タッチパネル機能 不要
トリプルモニター機能 不要(持ち運びを考えたときに現実的ではない)

モバイルモニターは特に中国系企業から多数販売されていますが、玉石混合です。

以下に、国産メーカーも含め、ある程度実績や信頼性があるものの一部を紹介します。13インチと15.6インチでは、価格はそれほど変わりません。どちらを選ぶかは、「持ち歩くときのサイズがどのくらい許容できるか」と「どのくらい大きい画面で作業したいか」との兼ね合いで決定すればよいでしょう。

15.6インチ モバイルモニター

15.6インチのモバイルモニターは、携行のしやすさ、画面の大きさ、価格のバランスがとれた以下の製品をおすすめします。

メーカー IODATA EVICIV
液晶サイズ 15.6インチ 15.6インチ
液晶パネル ADS IPS
解像度 1920 x 1080 1920 x 1080
本体サイズ ‎22.3 x 35.5 x 1.4 cm 22 x 35 x 1 cm
本体重量 ‎730 g 905g
参考価格(Amazon)

13インチ モバイルモニター

13インチモニターは、MacBookを収納するカバンのサイズから 15.6インチモバイルモニターよりもさらに小さいサイズが必要な人に最適です。

メーカー アイリスオーヤマ EVICIV
液晶サイズ 13インチ 13インチ
液晶パネル ADS IPS
解像度 1920 x 1080 1920 x 1080
本体サイズ 19.3 x 30.5 x 1.3 22 x 35 x 1 cm
本体重量 780g 600g
参考価格(Amazon)

 

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