mineoを契約して後悔しないために。事前に知っておきたかった5つのデメリット

mineo 格安SIM 後悔しない格安SIM

格安SIMの比較でmineoを5ヶ月間試しました。他の格安SIMと比較し、契約前に知っておきたかったmineoのデメリットについて解説します。

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mineoとの出会い

mineoを契約しはじめたのは 2023年1月からでした。SoftBank回線で月間データ容量が3GB以上まで増やせる料金体系をもっている格安SIMを探しているときにmineoを見つけました。

格安SIMをいろいろと試し始めたのは、2022年7月から。それまで契約してきたUQモバイルが通話料金入れると毎月3,000円前後となり、1,000円台に抑えたかったためです。在宅勤務が定着し、毎月15GBデータ容量は必要ないということもありました。

すでにHISモバイル、povo 2.0、楽天モバイル、OCNモバイル、LINEMOをお試し済みです。LINEMOのかわりに使えるSoftBank回線としてmineoが有力候補になりました。

mineoの基本情報

まず、mineoに関する基本情報をあげておきます。

ブランド名 mineo (マイネオ)
提供会社 株式会社オプテージ
回線種別 docomo/au/SoftBank
SIMカード形状 nanoSIM/  eSIM (docomo /au のみ)
SIMカード種類 音声通話+データ通信 / データ通信のみ
基本データ容量 1GB / 5GB / 10GB / 20GB
通話料金 22円/30秒(専用アプリなら 10円/30秒)

mineoでは、ユーザー同士でパケットを貯めて、助け合う「フリータンク」という仕組みや、平日12:00-13:00に通信混雑時の通信を譲り合う「ゆずるね」機能など、ユニークな試みをいろいろと提供しています。

事前に知っておきたかった5つのデメリット

結局mineoは、2023年1月に契約し、2023年5月31日に解約しました。理由はいろいろとありますが、これは事前に知っておきたかったというデメリットを以下にまとめておきます。

平日昼時の通信速度が遅い

解約に至った最大の要因は平日昼時の通信速度が異常に遅いことです。外出先で動画を見るわけではないので、30Mbps以上などの高速通信を求めているわけではありません。平日昼時、QRコード決済をするときに決済が遅いイライラ感が不満なのです。

はじめは、QRコード決済に時間がかかるのは、別の要因かと思いました。PayPayやd払いなどのQRコード決済を提供するシステムや、店に設置されている端末の性能の問題かと思ったのです。しかし、他の利用者がスムースに決済できているところをみると、問題はどうやらmineoの通信速度に問題があるようです。

OCNモバイルONEやLINEMOを利用しているときは、このようなことはありませんでした。これは格安SIMの宿命ですが、利用するSIMによって通信速度には大きく違いがでるようです。

もちろんこの点は、利用する地域、時間帯、契約している通信回線(docomo / au / SoftBank)によって大きく違います。私の利用の仕方では通信速度が遅くとも、皆が同じ状況になるとは限りません。

しかし、私の利用環境では通信速度が遅かったというのは事実です。格安SIM選びは難しいと改めて痛感した次第です。

データ通信料金は安くない

格安SIMの競争が激しい中、mineoの料金体系は他の格安SIMに比べてそれほど優位性はありません。一例として OCNモバイルONEとの比較をしてみます。

1GB/3GBという低データ容量では、mineoが1,298円に対して、OCNモバイルONEは、1GB 770円, 3GB 990円とOCNモバイルONEの圧勝。

5GB〜10GBの中容量でも mineoが5GBで1,518円なのに対して OCNモバイルONEは 6GBで 1,320円と、容量も多く、価格も安くなっています。

10GBも mineoが 1,958円に対して、OCNモバイルONEのほうが1,760円と割安です。

 月間データ容量 mineo 音声通話+データ通信 OCNモバイルONE
1GB 1,298円 770円
3GB N/A 990円
5GB 1,518円 N/A
6GB N/A 1,320円
10GB 1,958円 1,760円
20GB 2,178円 N/A

OCNモバイルONEのほうが通信品質がよいため、この料金体系であればあえてmineoを選ぶ理由がなくなっています。

通話料金は特段安くない

mineoの通話料金は  22円/30秒と他の格安SIMに比べて特段安くありません。

「mineoでんわ」という専用通話アプリを使えば 10円/30秒となりますが、アプリ通話というのは意外と面倒だったりします。

かけ放題プランもありますが、あまり通話しない人、LINE通話で済む人にとっては関係ありません。

10分かけ放題 550円(10分経過後の通話料: 11円/30秒)
時間無制限かけ放題 1,210円

ちなみに、かけ放題プランなしに、通話料金が安い格安SIMには以下のようなものがあります。

HISモバイル、日本通信SIM、OCNモバイルONE

各種手数料

mineoの各種手数料はこちらのサイトに掲載されています。

契約時には、一般的には契約事務手数料 3,300円かかります。しかし、価格.comなど特定Webサイト経由で申し込めば無料です。Amazonでエントリーパッケージを入手すれば、380円で済みます。

しかし、どこから申し込んでも、SIMカード発行手数料440円は別途かかります。

また、eSIMにした場合でも、事務手数料は無料ですが、eSIMプロファイル発行料の名目で 440円はかかります。

このあたりの料金は、eSIM発行手数料無料にしている povo 2.0などと比べると微妙なところです。

解約時には冷たい

5月31日にmineoのアプリから解約手続きをしましたが、手続きをしてから1時間程度で通信できなくなりました。1GB程度残っていたのに、です。

他の格安SIMでは、解約日を指定できたり、解約日の23:59まではデータ通信ができる場合が多いですが、mineoに関しては残念です。

解約日のデータ通信くらい保証してくれてもいいのにと思いました。

まとめ

格安SIMは非常に多くの種類があり、競争も激しいためサービスや料金体系の変更が頻繁に発生します。登場時には画期的なサービスとしてもてはやされたmineoですが、他の格安SIMの登場や、大手キャリアのサブブランドの料金体系変更により、なかなか厳しい状況におかれています。

おすすめの格安SIMは、ユーザーの利用形態によってかわりますので購入前に十分な検討が必要です。

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