【2023年最新】生成AIを活用した無料の翻訳サービス、要約サービスのおすすめは?

無料翻訳サービスのおすすめは AIサービスと生成AI

2023年はChatGPTを始めとする生成AIが爆発的に普及した一年でした。ChatGPTのような生成AIを利用すれば、ビジネスマンの生産性も格段に向上すると期待されています。その活用法の1つとして生成AIを活用した翻訳・要約サービスの最新動向について調べてみました。

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無料翻訳サービスの種類と特徴

現在さまざまな無料翻訳サービスが提供されています。無料の場合は通常テキスト入力となります。有料サービスでは、Word, PowerPointなどのファイル形式を受け付けることができます。以下主要な無料翻訳サービスの一覧です。

DeepL Google翻訳 ChatGPT (3.5)
提供開始時期 2017年 2006年 2023年
無料での字数制限 ユーザ登録なしなら1,500文字。ユーザ登録すると5,000文字まで無料 5,000文字 4096トークン(日本語の場合2,000文字程度)

科学技術関連の翻訳を利用する場合、翻訳の精度が高く、よく利用されてきたのがDeepLです。以前は品質が今ひとつだったGoogle翻訳もかなり利用に耐えられるようになってきています。そして最近では、生成AIのChatGPTで翻訳をすることもできるようになりました。

いずれのサービスも無料の場合は字数制限があります。ChatGPTの場合には4096トークンです。この「トークン」という考え方については、以下の記事に解説があります。(参考:ChatGPTの文字数制限と解決方法を解説する記事を公開

有料サービスにすれば、字数制限が緩和されることがあります。

翻訳精度については、各サービスともまだまだ発展途上です。

例えば以下のような英文を日本語に翻訳した場合、各サービスの翻訳精度を比較してみます。

例文:

Generative AI was the explosive breakout tech trend of 2023, capturing the attention of not only techies and futurists but mainstream audiences, too, with its ability to create seemingly human-like content.
With tech giants including Microsoft, Google and Meta pouring their apparently limitless resources into the technology, we can expect equally game-changing innovation in 2024.
(出典:Forbes: The 10 Biggest Generative AI Trends For 2024 Everyone Must Be Ready For Now)

DeepL

ジェネレーティブAIは、2023年に爆発的にブレイクした技術トレンドであり、技術者や未来学者だけでなく、メインストリームの聴衆をも魅了した。マイクロソフト、グーグル、メタをはじめとするハイテク大手は、このテクノロジーに無限のリソースを注ぎ込んでおり、2024年も同様に、ゲームを変えるようなイノベーションが期待できるだろう。

Google翻訳

生成 AI は 2023 年の爆発的なブレイクアウト技術トレンドであり、一見人間のようなコンテンツを作成できる能力により、技術者や未来学者だけでなく、主流の視聴者の注目も集めました。
Microsoft、Google、Meta などの大手テクノロジー企業が、明らかに無限のリソースをテクノロジーに注ぎ込んでおり、2024 年には同様に革新的なイノベーションが起こることが予想されます。

ChatGPT

生成AIは2023年の爆発的なテックトレンドとなり、テック愛好者や未来派だけでなく、一般の観客の注目も集めました。その人間のようなコンテンツを作成する能力があるためです。Microsoft、Google、Metaなどのテックジャイアントが自社の限りないリソースをこの技術に注ぎ込んでいるため、2024年も同様にゲームチェンジングなイノベーションが期待されます。

これらを比較すると、3つのサービスの中ではDeepLがもっとも自然な文章という印象を受けます。

ただし、DeepLは、自然な文章にするために難しい表現を省略して訳してくることがあるので注意が必要です。

また、ChatGPTからの返信が途中で途切れる場合には、「続けてください」や「continue」といった文章を入力するだけで、そのまま続きを書き始めてくれます。

字数制限を回避する方法

さて、こうした翻訳サービスを本格的に利用しようとしたときに、まず問題になるのが字数制限の壁です。先の3つの翻訳サービスでは、5,000文字程度までの字数制限がありました。これらは有料サービスにすると上限が緩みますが、それでも無制限になることはありません。

文字数無制限で無料で翻訳を行いたい場合、もっとも簡単な方法は、Microsoft Officeの機能を利用することです。Microsoft Wordをもっていれば、どんな長さの文章でも全文翻訳してくれます。右クリックして「翻訳」ー「ドキュメント」を選択するだけです。

先の文章をMicrosoft Wordがもつ標準機能で翻訳した文章が以下になります。

Microsoft Wordの翻訳機能

ジェネレーティブAIは、2023年の爆発的なトレンドであり、一見人間のようなコンテンツを作成する能力で、技術者や未来学者だけでなく、主流の視聴者の注目を集めました。マイクロソフト、グーグル、メタなどのテクノロジー大手が、このテクノロジーに無限のリソースを注いでいるため、2024年にも同様にゲームチェンジャーとなるイノベーションが期待できます。

DeepLやGoogle翻訳、ChatGPTと比較しても、かなり自然で十分実用に耐えうる品質で翻訳してくることがわかります。

要約サービスの種類と特徴

さて、文字数制限無制限で翻訳できることがわかったので、次は要約サービスです。

こちらについては、多数のサービスが開発・提供されてきましたが、これらのサービスをなぎ倒し、状況を一変させるようなサービスが登場しています。それについては次の記事で紹介します。

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