韓国語学習し始めてから早1ヵ月近くが経ちました。パソコン、タブレット、アプリなどを駆使して学習効率を上げる方法を試行錯誤しています。1台のiPadだけでは難しい作業について、”デュアルタブレット”で効率をあげられないか試してみました。
iPad + Goodnotesだけでは難しい作業
iPad Air M2を手に入れてから早2週間が経ちました。iPhone, MacBook, Mac miniとその他のApple製品は10年以上利用してきましたが、メジャーなAppleのパソコンで唯一使ってこなかったのがiPadでした。最初は若干手こずりましたが、ようやく使い慣れてきました。iPadで学習するときの定番アプリ「Goodnotes」もインストールし、年間サブスクリプション 1,350円も契約、ノートが無制限に作成できるようにしました。
さて、実際にこの環境で、問題集や参考書を使って本格的に学習し始めたのですが、少し不便が感じることがありました。それは iPad上で(他のタブレット端末も同じですが)同時に表示できるアプリが最大2つであることです。
語学学習で iPadを活用する場合、本の参考書や問題集を持ち歩くのは重くて大変です。
私の場合、11月10日のハングル検定試験5級は、以下の5冊に絞って、完全マスターして臨むことにしましたが、これら5冊だけでもかなりの重さです。毎回持ち歩くことはできません。
そこで、でかける前に必要なページをPDFか画像で iPadに読み込んでおきます。
さて、実際に外で学習をはじめたときに、問題や参考書をiPadで開き、わからないことがあれば、Appleの翻訳アプリで単語を調べたり、ChatGPTで文法を調べることになります。
その場合は、問題の画面と調べるアプリの画面の2つを、iPadの「Split View」か、「Split Over」機能を使って表示します。
参考記事)iPadでマルチタスク機能を使う (Apple)
しかし、iPadのマルチタスク機能で同時に表示できる画面は最大2つです。問題の画面と調べる画面を表示していると、その他の画面、例えばGoodnotesの書き込むノートは表示できません。
スマホ片手に単語や文章を調べたりすることもできなくは無いですが、スマホでは手書き入力ができないため、韓国語のキーボード入力が必要となり、手書きよりも入力速度が遅くなってしまいます。
ハングル入力に手間取って、実際の調べ事が遅くなるのは、語学学習においてストレスになります。
何か良い方法はないかとシェアしていたところ、間違って買ってしまったSamsung Galaxyタブレットがあったことに気づきました。これをなんとか活用できないかと考えたのです。
デュアルタブレットを使った語学学習法
私が(誤って)購入したAndroidタブレット「Samsung Galaxy Tab A9+」は、パームリジェクションに対応しておらず、手書き入力の性能はiPadに比べて劣ります。
しかし、PDFや画像の表示動画の表示は全く問題ありません。問題に手書きする必要がないのであれば、このAndroidタブレットを、テキストや模擬試験問題の表示画面として使うのはどうかと思いつきました。
そうすれば、iPadでは、「単語や文章を調べる画面」と、「テキストを書き込む画面」の2つを同時に表示することができます。
実際には、以下のような利用の仕方です。
- Androidタブレットにテキストや問題文を表示
- iPadで、ChatGPTと翻訳アプリを表示
ChatGPTは、文法構造がわからない未知の文章の構文解析に利用します。ただし、ChatGPTでは発音を教えてはくれないので、単語のスペルと発音の確認にはiOS付属の「翻訳アプリ」か、Google翻訳などを利用します。
iPadで調べ物をする画面のどちらか1つを、手書きメモを取る画面、例えばGoodnotesのノートにすることも可能です。
さて、今回 2台のタブレットを使うことにより、パソコンでデュアルディスプレイで作業効率をあげるような状態を作り出すことができました。Androidタブレットにも マルチウィンドウ機能があり、iPadと同じように画面分割ができます。
これらのマルチウィンドウ機能を使えば、2台のタブレットで、問題文表示、参考書表示、ChatGPT、単語調べ、手書きノートのうち、最大4画面を同時に表示することが可能です。
これならば学習効率を落とさずに、手書きも含めて、すべてタブレット内の作業で完結させることができます。
しかし、私個人は タブレット端末に手書きができるようになっても、紙のノートにまとめたり、単語カードに書く作業も並行して行うようにしています。
あるレポートによると、「タブレットに書き込むのと、紙のノートに書き込むのとでは記憶の定着に差がある」との実験結果があります。
これはあくまで1つの実験であって、すべての人に当てはまるのか、その程度も含めて現段階では確かな事は言えません。
しかし、紙のノートのページ数や、単語カードの厚みは、手で触れて分量が把握・実感できます。個人的な感覚ですが、タブレットで手書き入力をする作業以外にも、紙に書く作業を加えたほうが、記憶に残りやすいような気がします。