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予定納税の仕組みとペイジー払いの手順について(備忘録)

みなさん、「予定納税」ってご存知でしょうか?

そうです、昨年大きな一時収入があった方には、6月になると税務署から例のお手紙がやってくる、アレです。

国税庁のページによると

「予定納税とは、その年の5月15日現在において確定している前年分の所得金額や税額などを基に計算した金額(予定納税基準額)が15万円以上である場合、その年の所得税及び復興特別所得税の一部をあらかじめ納付するという制度です。」

とありますが、これだけ読んでも素人にはなんのことかさっぱりわかりません。

この制度にはじめて出会ったのは、勤めていた会社の株を退職時に一気に売却し、まとまったお金が手に入ったときでした。

正確にいうと、3月に確定申告と税金の支払いをきちんと済ませ、「これで国民の義務は果たした」と油断しているときに、そいつは突然やってきました。

はじめて通知をもらったときはなんのことかさっぱりわかりませんでした。

「税金納めたばかりなのに、なんでまた納税通知が来るんだ!」と憤った覚えがあります。

簡単に説明すると、

「あなたは前年度大幅な収入増がありました。今年も同じような収入があるはずだから、その予測をもとに今年1年間で払う税金も予測しておきました。3分割しておいてあげるから、6月と11月と確定申告の3月の計3回、きっちり払ってね」

ということのようです。大きなお世話です。通知書を見る限りでは、上の絵のようにやさしく説明されたり、お願いされている感じはしません(笑)

しかし、前年度に収入が一時的に増えたからといって、翌年も同じ収入になるとは限りません。浮き沈みの激しい株式取引などであればなおさらです。

私がこれを最初に食らった年は、あいにく給与所得以外の収入がなく、子供の教育にもお金がかかっていて生活がカツカツだったので、一時的に家計が赤字になってしまいました。

苦し紛れに民間の教育ローンに手を出してしまった、私の中での黒歴史です。

人はこういう失敗を経て成長していくのです。

さて、肝心な予定納税の考え方ですが、細かい点を端折って説明するとこんな感じです。

昨年、大幅な臨時収入があって確定申告で納税した方は、昨年の総収入をもって今年の納税額を予測します。

その予測税額と、給与所得だけの場合の源泉徴収税額の差(「予定納税基準額」というそうです)を3等分し、年3回にわけて納めるのです。

わかってしまえば、どうということもなく、あらかじめ対処しようがあります。

この予定納税をすることにより、もし年末の段階で税金払いすぎていたら、わずかではありますが金利がついて返金されるので、まあ良しとしましょう。


さて、このコロナ下で、銀行に払いに行くのも手間なので、基本はペイジーで電子納税です。

いまでこそ慣れましたが、最初にこれをやろうとして戸惑ったのが、「納付番号」「確認番号」「納付区分」の3点セット。これを準備しておかないと、ネットバンキングにログインしたあとに、即退出、出直すことになります。

この手の用語は、納税通知書の書かれている名称と金融機関のネットバンキングで表示される名称が微妙に異なるので 初心者は特に戸惑います。

e-Taxのサイトにこんな対応表がありました。参考になるのではと思います。

金融機関のシステムでの欄の名称 対応するe-Taxの番号の名称
「収納機関番号」欄 収納機関番号(00200)
「納付番号」欄 利用者識別番号
「確認番号」欄 納税用確認番号
「納付区分」欄 納付目的コード
「金額」欄 申告等により納付すべき金額

 

さて、肝心の3種の番号の意味と入手方法ですが、以下の通りです。個人のパスワードに相当する「確認番号」以外は、税務署からの通知書に記載されています。

納付番号 16ケタ 税務署で電子申告の開始届出をした際に発行される
確認番号 6ケタ 税務署で電子申告の開始届出をした際に自分で決める(パスワードに相当)
納付区分 7ケタ〜 税目や申告区分、年号などで決まる番号。(決められたルールに従い、自分で生成することもできる)

「納付番号」と「確認番号」については、税務署で電子申告の申請を事前にしない限り入手することができません。

コロナが起こる何年も前、確定申告をしに税務署にいったときに、税務署の方に勧められ、あまり深く考えずにその場で申請したのですが、これがあると、納税は本当に楽。

これらが予め手元に準備できていれば、金融機関のペイジーのページを開いて、各番号と金額を入力すれば、納税完了です。3分もかかりません。

以上、予定納税の解説とペイジー払い手順のおさらいでした。