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Macユーザーが、Windowsをどうしても使わなければならないときの対処法【備忘録】

かれこれ、Mac歴7年となりました。通常の業務利用、プライベートでの利用でまったく困ることはなく、もはやWindowsの世界に戻りたいという気持ちはさらさらありません。

ただ、投資をやっていると1つだけ困ったことがあります。

それは、FXトレードをするときに欠かせない高機能チャートツール MT4 (Meta Trader4) が事実上使えないことです。

OANDAなどの一部のFX業者は、Macでも動くブラウザー版のMT4を提供していますが、インジケーターが使えないなど機能的に劣るため、実用的ではありません。

また、本家 MetaQuotes社のサイトには、MacOS用MT4も公開されていますが、実際インストールしてみて、MT4対応の実FX口座に接続しようとしてもうまく繋がりません。

MT4はWindows環境での利用者が圧倒的に多く、ノウハウやツールがそろっています。そのため、余計なトラブルに巻き込まれず快適にMT4を使うためには、Windows環境でMT4をインストールすることが必要となります。

MacユーザーがWindows環境を手に入れる方法としては、以下の4つの方法が考えられます。

1.格安のWindowsPC を買う

2.MacのBoot Camp機能をつかって、MacのハードウェアにWindows OS  をインストールする

3.仮想化ソフトを使ってMacのOS上にWindowsOSをインストールする

4.Windowsインストール済のVPS(Virtual Private Server)を契約する

1つ1つ見ていきましょう。


1.格安のWindowsPC を買う

断捨離を進めている身としては、MT4のためだけにWindowsPC を買うのは、どうも気が引けます。

一番安い3万円台の機種だと、手頃なのはLenovoのIdeaPad Slim 350 14型 (AMD)あたりなのでしょうか?

税込/送料無料で ¥31,460円でメーカーサイトで直販されています。スペックもまあまあです。

スペック表

OS
Windows 10 Home (S モード) 64bit (日本語版)
CPU
AMD 3020E APU   1.20GHz (最大ブースト・クロック: 2.60GHz)
コア数
2コア
メインメモリ
4GB (4GBx1)
SSD
128GB (PCIe NVMe/M.2)

ただ、WindowsPCの気に入らないところは、OSのアップグレードに伴い、パソコン本体により高い性能が必要となり、結局本体買い換えが必要になる点です。MacではOSがアップグレードしても、そのようなことはなく、6年前のMacbookでもまだ現役で活躍できています。また買い替え時には、購入先で下取りしてくれるケースもありますが、そうでない場合は、廃棄業者を探したり、ハードディスクのデータを消去したりと面倒なことも多いです。なにより、そもそも物を増やしていくことは、エコな生活ではありません。

というわけで、この案は却下です。


2.MacのBoot Camp機能をつかって、MacのハードウェアにWindows OS  をインストールする

Boot Campは、Mac OS自身がもっている機能で、これを使えば無料でMac PCでWindows OS を動かすことができます。BootCampの問題点は、2種類のOSを同時に立ち上げておくことが出来ない点です。MacOSを利用中にWindowsOSを使いたくなったら、MacOSをシャットダウンして、WindowsOSを起動しなければならないのです。

さすがにこれは不便です。

【Boot Campと仮想化ソフトの違い】


3.仮想化ソフトを使ってMacのOS上にWindowsOSをインストールする

この不便さを解消するために、MacOS上にPararell Desktopなどの仮想化ソフトをインストールし、その上にWindowsOSをインストールする方法があります。この方法では、仮想化ソフトとその上で稼働するWindowsOSは、MacOSが動いている上で動いているので、双方に同時にアクセスできます。

この方法の問題点は2点あります。

1点目が、仮想化ソフトとWindowsOSは、CPUやメモリなどのコンピュータリソースを多く消費するので、Mac本体のスペックが高くないと、常にCPUやメモリがフル稼働状態となり、熱を抑えるために冷却ファンがブーンと回りっぱなしになることです。

2点目が、仮想化ソフトにかかる費用です。EasyWineのような無料ソフトもあるようですが、新しいMacOSへのタイムリーな追随やセキュリティなどのサポート面で不安があります。有料版の仮想化ソフトの場合、例えばParallel Desktopなどは、単発購入の場合は、9,818円、サブスクタイプですと8,345円/年となります。

ちなみに、8/4現在、Windows 10 Home 64bit 日本語 DSP版は、12,000円。この料金は、#2の方法でも#3の方法でもどちらでも必要となります。


4.Windowsインストール済のVPS(Virtual Private Server)を契約する

こちらの方法は、データセンターの中に、プライベートのWindows環境を間借りし、その上にMT4をインストールするやり方です。これですと、パソコンのハードウェアを用意する必要もありませんし、仮想化ソフトやWindowsOSのライセンス費用も発生しません。

例えば、有名どころの1つ Conohaのデスクトップ環境では、3ヶ月契約なら毎月1,078円、1年使っても12,000円程度で済みます。(この料金には、リモートデスクトップとしてアクセスするためのSALのライセンス料770円が含まれていないので注意が必要)

余計なパソコンを買う必要がないですし、OSは常に最新版にアップデートされています。また使わなくなったら契約を終了すれば、負の遺産はなにも残りません。


まとめます。

方法
WindowsPC を買う
MacのBoot Camp機能をつかう
仮想化ソフトを使う
VPSを契約する
モノの購入
あり
なし
なし
なし
Windows/Mac OSの同時起動
可能
NG
可能
可能
PCへの負荷
なし
なし
高い
なし
PC費用
31,000円
OS費用
12,000円
12,000円
仮想化ソフト費用
9,817円(単発)
VPS費用
22,716円/年
SALライセンス含む

というわけで、結論としては、#4の方法が私の中では最善ということになりました。

ただ、年間2万円強というのは、ちょっと納得し難いので、より安いサーバーを探します。