ガラケーからの移行に最適?格安スマホプランの作り方(後編)格安SIMカードの選び方

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ガラケーの利用者がスマホに移行しようしたときに、考えなければならないのは スマホ端末をどれにするかと、どの携帯電話会社のどの月額プランにすべきかです。

前編では、格安スマホの選び方を解説しました。後編では、格安SIMカード(月額プラン)の選び方について考えてみます。

ガラケー利用者がスマホに移行したときの行動変化
格安SIMの料金プラン比較
1.コース選択型
2.段階的従量課金型
3.シンプル一択型
4.自由カスタマイズ型
音声通話料金について
結論:ガラケーからの移行に最適な格安SIMは?

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ガラケー利用者がスマホに移行したときの行動変化

ガラケー利用者の利用シーンを推測するとこんな感じでしょうか?

・身内・友人・知人に電話する
・普段やりとりがない人に電話する
・SMSをやり取りする
・(解像度のあまり良くない)写真を撮る
・それをSMSで送る
・Webはほとんど見ない

スマホに移行すると行動はどのように変化するでしょうか?

ここでは、仕事での利用ではなく、個人利用を想定します。

身内・友人・知人に頻繁に電話やSMSメールをする人でも、スマホに移行するとLINEの無料通話やLINEメールに置き換わるでしょう。

プライベートでは、普段やりとりがない(=LINEを交換しない人)に電話をかけるケースは少ないので、通話し放題のようなプランは不要かと思われます。

スマホ移行後に注意しなければならないのが、便利・快適になったことで増えるデータ利用量です。

ガラケー時代よりはるかに性能のいいカメラで撮影した、解像度が高く容量が大きい写真を、メールで送ったり、もらったりするとデータ容量を消費します。

また、ガラケーではできなかった、Webサイトの検索や、YouTubeなどの動画視聴に目覚めてしまうと、何GBものデータ容量が必要となります。

これを無制限に許してしまうと、ガラケー時代よりも遥かに高額な料金を請求されることになるので注意が必要です。

ガラケー時代
スマホ移行後
プラン選択時の注意点
身内・友人・知人に電話する
LINEの無料通話
普段やりとりがない人に電話する
普段やりとりがない人に電話する
かける頻度によって通話し放題プランが必要
SMSをやり取りする
LINEメールをやりとりする
(解像度のあまり良くない)写真を撮る
(解像度の高い)写真を撮る
写真をSMSで送る
写真をLINEメールで送る
データ制限ができるプランが必要
Webは多分見ない
Webや動画をかなり見る
データ制限ができるプランが必要

月額料金についてはどうでしょうか?
現在ガラケーの携帯料金は 毎月 1,000円前後ではないかと推測されます。

一例としてNTTドコモのケータイプランの例をあげますが、2019年10月1日以後の契約では、定期契約なしで 税込 1,507円となっています。

利用可能データ量 100MB(!)
家族(ファミリー割引対象者)以外への通話 30秒あたり22円
SMS(国内) 1回あたり3.3円~(受信 無料)

2年割などの長期契約や各種キャンペーン割引を適用している人もいるとおもわれますので、月額1,000円未満に抑えられれば、スマホ移行の心理的負担はなさそうです。

これらを総合すると、移行後の格安SIMには以下のような条件が必要と考えます。

・音声通話はできるようにしたいが、かけ放題でなくてよい
・データ容量は 月3GB程度
・月のデータ容量に制限がかけられる(=月額料金が固定である)
・月額料金は 1,000円未満

これに適した料金プランが格安SIMにあるか、見てみましょう。
話を簡単にするため、各社が盛んに宣伝している各種割引キャンペーンの影響は除外します。

格安SIMの料金プラン比較

格安SIMの料金プランには 大きく4つの種類があります。

それぞれの特徴についてみていきます。

あらかじめ月何GBまでという上限が決まっている複数のコースの中から選択します。
Y!mobile
UQmobile
OCNモバイルONE
HISモバイル など
○GBまで□円という段階が決まっており、その月のデータ使用量で どの段階の料金が請求されるか決まります
Rakuten UN-LIMIT VI
ある上限のデータ利用量までの利用料金一択。
ahamo
データ利用量や通話プランを自由に組み合わせて作れます。
povo

1.コース選択型

多くの格安SIM業者がこのタイプを取っています。
各コースによって、データ容量の上限と月額料金が決まっています。
うっかりデータ容量の上限を超えてしまうと、通信が低速化します。
通信が低速化すると困る場合には、500MB、1GBといった単位でデータ容量を追加購入できます。
コースは毎月変更が可能で、設定した翌月から反映されます。

OCNモバイルONE音声対応SIMカードの例をみてみましょう。
500MB/1GB/3GB/6GB/10GBと5つのコースが用意されています。

通信容量/コース名
月額料金
無料通話*5
500MB/月コース
500円(税込550円)
最大10分相当/月
1GB/月コース
700円(税込770円)
なし
3GB/月コース
900円(税込990円)
6GB/月コース
1,200円(税込1,320円)
10GB/月コース
1,600円(税込1,760円)

容量追加は、OCNアプリ経由の場合、550円/1GB、それ以外の場合は、550円/0.5GBです。

HISモバイル音声通話つきステッププランは、ライトユーザーが意識するデータ容量3GBまでの月額料金が最安です。
通話料金は 30秒11円と大手キャリアの半額。ドコモ回線を利用しており、通信品質の安心感も売りにしています。

通信容量/コース名
月額料金
1GB/月コース
590円
3GB/月コース
790円
5GB/月コース
1,190円
7GB/月コース
1,490円
10GB/月コース
1,790円

データ容量追加も 275円/1GBと大手キャリアの半額です。

格安SIM業者をすべて調べきれていませんが、価格.comで検索上位にあがってきた代表的な4社について、月のデータ容量 3GBのときの料金を比較してみます。金額はいずれも税込です。

3GB月額
初回手数料
SIMカード手配料
2年間総額
790
3,300
22,260
990
3,300
433
27,493
1,628
3,300
42,372
2,178
3,300
55,572

これを見る限り、テレビCMで盛んに宣伝をしているUQ Mobile や Y!mobileは、かなり料金が高いことがわかります。

2.段階的従量課金型

 

こちらは、テレビCMで盛んに宣伝されている楽天モバイルのプラン「Rakuten UN-LIMIT VI」の料金体系です。

20GBを超えてしまえば、あとはどれだけ使っても 税込3,278円というのが売りです。

しかし、データ容量の月上限はかけられませんし、もし誤って3GBを超えてしまうと月 2,178円かかってしまいます。

その意味では、ヘビーユーザー向けであり、スマホ初心者向けではありません。

3.シンプル一択型

Ahamoは、NTTドコモが2021年3月26日に導入した携帯電話の廉価版料金プラン
データ容量20GBで月額 2,980円という1プランのみ。データ追加は1GB 550円。
国内通話は 5分以内なら回数無制限で無料。
海外データローミングも20GBまで無料となっています。

20GBは、ヘビーユーザーでも十分なデータ量ですが、スマホ初心者には大きすぎると思います。

4.自由カスタマイズ型

povoは、KDDI・沖縄セルラー電話が2021年3月23日に導入した携帯電話の料金プラン。

データ通信、音声通話、コンテンツ利用、サポートに関する合計11種類のメニューを組み合わせて、自分にあった料金体系をつくれる新しいサービス。

組み合わせるのが面倒なので初心者向けではありません。

データ容量 3GBで990円は、OCNモバイルONEの990円と同額で、HISモバイルの790円より高い。

追加データ 1GBで390円(7日間有効)は、OCNモバイルONEの550円より安いが、HISモバイルの275円より高い。

ポジショニングが微妙なところです。

データトッピング
通話トッピング

音声通話料金について

LINEでつながれる身内・友人・知人に電話するのが中心であれば、あまり気にする必要はありません。

かけ放題オプションを購入していなければ、30秒で22円というところがほとんどです。HISモバイルだけは、通話料金 30秒11円と大手キャリアの半額で提供しています。

結論:ガラケーからの移行に最適な格安SIMは?

以上からまとめると、各社から提供されているキャンペーンの影響を考慮せず、カタログスペックのみで判断すると

HISモバイルの音声通話つきステッププランが一番安く、ガラケーからの移行に最適ということになります。

HISモバイル 音声通話つきステッププラン(3GBコース)概要

内容
金額
3GB上限 月額
790円
最安
データ容量追加
275円/1GB
最安
初期費用
3,300円
音声通話
30秒11円
最安

家族割や、長期契約割、セット割など、各社から提供されているキャンペーンを考慮すると、長期でより安く契約することはできるかもしれません。しかし、割引の条件が満たせなくなったときに高額な月額料金を請求されることになりますので、契約時には注意が必要です。

格安SIMは、競争が激しいので、よりお得なサービスが今後も出てくるかもしれません。

見直しが必要になったときに、以上のような観点で検討いただければと思います。

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