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IPOセカンダリー投資は儲かるのか? 2021年前半 50社を調べてみた

今年6月に日興証券で当選した日本電解(5759)。

上場後1週間で価格が跳ね上がった後、3ヶ月ほど低迷していましたが、ここ10月後半から一気に値をあげ最高値を更新中です。

日本電解 (5759)     2021年6月上場

昨年当選したI-neも、上場後9ヶ月後に約2倍になったのを記憶しています。

このときは、半年ほど保有した後、我慢しきれず 値上がり前に売ってしまいました。

苦い経験から、日本電解についてはガチホールド、どこまで伸びるか粘ってみたいと思っています。

I-ne  ( 4933)     2020年9月上場

こうした経験から、IPOのセカンダリー投資の可能性について具体的なデータをもとに考えてみたいと思いました。

2021年1月〜6月に上場した最初の50社について調べてみます。

・初値売りの実績は?(IPO当選の場合)

・初値買いの実績は?(IPOセカンダリー投資)

・上場後も値上がりする株の特徴は?

初値ウリの実績は?

まずは、当選した場合の初値売りの実績です。

50社中、公募割れしたのは、たったの4社。

ペイロール、デコルテ・ホールディングス、ドリームベッド、アルマード です。

全体としては、値上がり率が数十%に対して、値下がり率は-10%未満。

期待値は明らかにプラスです。

「IPO投資は当たれば儲かる」と言われるのが、数字上も証明されています。

コード
名称
公募価格
初値
値上がり率
(株)QDレーザ
340
797
134%
(株)アールプランナー
2,210
5,000
126%
(株)アクシージア
1,450
2,051
41%
(株)WACUL
1,050
4,645
342%
(株)アピリッツ
1,180
5,600
375%
室町ケミカル(株)
820
1,424
74%
(株)coly
4,130
8,450
105%
(株)ヒューマンクリエイションホールディングス
2,120
3,505
65%
ウイングアーク1st(株)
1,590
2,000
26%
(株)i−plug
2,620
6,000
129%
(株)T.S.I
2,000
4,000
100%
(株)ココナラ
1,200
2,300
92%
(株)シキノハイテック
390
1,221
213%
(株)Sharing Innovations
2,850
4,650
63%
(株)ベビーカレンダー
4,200
9,400
124%
(株)ジーネクスト
1,230
2,851
132%
(株)イー・ロジット
1,500
1,995
33%
ブロードマインド(株)
810
1,566
93%
スパイダープラス(株)
1,160
1,722
48%
Appier Group(株)
1,600
2,030
27%
(株)オキサイド
2,800
6,540
134%
(株)セルム
1,280
1,502
17%
表示灯(株)
2,000
2,672
34%
(株)ファブリカコミュニケーションズ
6,000
6,900
15%
(株)アイスコ
2,000
2,900
45%
(株)紀文食品
1,160
1,271
10%
サイバートラスト(株)
1,660
6,900
316%
ビジョナル(株)
5,000
7,150
43%
ステラファーマ(株)
460
712
55%
(株)ネオマーケティング
1,800
3,805
111%
テスホールディングス(株)
1,700
2,010
18%
(株)メイホーホールディングス
2,080
4,630
123%
ワンダープラネット(株)
2,560
4,115
61%
(株)テンダ
3,250
6,500
100%
全研本社(株)
1,350
1,506
12%
(株)Enjin
1,380
2,150
56%
(株)ペイロール
1,380
1,290
-7%
(株)ペルセウスプロテオミクス
870
1,005
16%
東海道リート投資法人
100,000
101,500
1%
(株)デコルテ・ホールディングス
1,720
1,582
-8%
ドリームベッド(株)
1,460
1,350
-8%
(株)アイドマ・ホールディングス
1,930
3,430
78%
(株)アイ・パートナーズフィナンシャル
3,120
9,880
217%
セレンディップ・ホールディングス(株)
1,130
1,656
47%
ベイシス(株)
2,040
5,200
155%
(株)アルマード
880
861
-2%
(株)HCSホールディングス
1,800
2,210
23%
(株)ステムセル研究所
2,800
4,830
73%
(株)コンフィデンス
1,760
2,911
65%
日本電解(株)
1,900
1,900
0%

初値買いの実績は?

さて、次にセカンダリー投資の場合です。

初値で購入して、現在(2021/11/2) まで保有しつづけた場合の利益率です。

こちらが逆に値上がりしたものは50社中14社。残りは-50%近い下落をしているものも多数あります。

なにも考えずにやみくもに購入すると、基本的に期待値はマイナス、やればやるほど損をします。

コード
名称
公募価格
初値
値上がり率
(株)QDレーザ
797
902
13%
(株)アールプランナー
5,000
6,250
25%
(株)アクシージア
2,051
937
-54%
(株)WACUL
4,645
1,494
-68%
(株)アピリッツ
5,600
654
-88%
室町ケミカル(株)
1,424
1,218
-14%
(株)coly
8,450
3,735
-56%
(株)ヒューマンクリエイションホールディングス
3,505
2,518
-28%
ウイングアーク1st(株)
2,000
2,211
11%
(株)i−plug
6,000
5,970
-1%
(株)T.S.I
4,000
2,530
-37%
(株)ココナラ
2,300
1,940
-16%
(株)シキノハイテック
1,221
2,883
136%
(株)Sharing Innovations
4,650
2,805
-40%
(株)ベビーカレンダー
9,400
3,980
-58%
(株)ジーネクスト
2,851
796
-72%
(株)イー・ロジット
1,995
1,430
-28%
ブロードマインド(株)
1,566
749
-52%
スパイダープラス(株)
1,722
2,042
19%
Appier Group(株)
2,030
1,201
-41%
(株)オキサイド
6,540
7,490
15%
(株)セルム
1,502
1,044
-30%
表示灯(株)
2,672
1,905
-29%
(株)ファブリカコミュニケーションズ
6,900
2,911
-58%
(株)アイスコ
2,900
1,614
-44%
(株)紀文食品
1,271
1,213
-5%
サイバートラスト(株)
6,900
3,960
-43%
ビジョナル(株)
7,150
9,140
28%
ステラファーマ(株)
712
596
-16%
(株)ネオマーケティング
3,805
2,221
-42%
テスホールディングス(株)
2,010
2,606
30%
(株)メイホーホールディングス
4,630
1,785
-61%
ワンダープラネット(株)
4,115
1,750
-57%
(株)テンダ
6,500
2,270
-65%
全研本社(株)
1,506
1,001
-34%
(株)Enjin
2,150
2,828
32%
(株)ペイロール
1,290
841
-35%
(株)ペルセウスプロテオミクス
1,005
547
-46%
東海道リート投資法人
101,500
107,800
6%
(株)デコルテ・ホールディングス
1,582
1,300
-18%
ドリームベッド(株)
1,350
896
-34%
(株)アイドマ・ホールディングス
3,430
8,450
146%
(株)アイ・パートナーズフィナンシャル
9,880
3,900
-61%
セレンディップ・ホールディングス(株)
1,656
1,208
-27%
ベイシス(株)
5,200
6,110
18%
(株)アルマード
861
668
-22%
(株)HCSホールディングス
2,210
1,430
-35%
(株)ステムセル研究所
4,830
5,260
9%
(株)コンフィデンス
2,911
2,110
-28%
日本電解(株)
1,900
4,850
155%

上場後も値上がりする株の特徴は?

しかし、なかには初値からさらに2倍以上の上昇を続けている株も存在します。

シキノハイテック(6614)などは、390円の公募価格に対して 初値で3倍近い 1,221円という値段をつけたにも関わらず、その後も 2倍上の2,883円まで伸び、公募価格から7倍以上の価格をつけています。

アイドマ・ホールディングス(7373)も、1,930円の公募価格に対して 初値で3,430円という値段をつけたにも関わらず、その後も 2.5倍の8,450円まで伸び、公募価格から4倍以上の価格をつけています。

日本電解(5759)は、1,900円の公募価格に対して 初値は1,900円とがっかりの価格でしたが、その後伸び、公募価格から2.5倍の価格をつけています。

約3割のIPO企業が初値以降も株価が伸びており、どんな企業がそのパターンに該当するのか知りたいところです。

値上がり要因は、通常の株式投資とおなじく、

・ビジネスモデルがしっかりしている

・競合優位性

・安定した売上・利益成長

という要素がもちろんあると思いますが、

IPO特有の考慮事項として

・ロックアップ後の、大量売却をこなし 値下がり要因が減った

・時価総額が1,000億円を超えると ファンドの投資対象になる

などもあるようです。

FIREを早める有力な手段となりうるのか?

近いうちに、もう少し詳しく調べてみたいと思います。