いよいよ12月。
ふるさと納税の駆け込み寄付の時期がやってきました。
この時期に寄付控除額がまだかなり残っている場合、消化するのも一苦労です。
年末の残り1ヶ月弱での残額の効率的な消化の仕方を検討してみました。
ふるさと納税について、いまごろになって知った重大な勘違い。
それは、寄付控除上限額を決めるときの収入の考え方です。
これまで、ふるさと納税は、前年の所得に応じて 寄付控除上限額が決まると思いこんでいたのですが、実際には収入のあった年の所得で決まるとわかり、大慌て。
年収に大きな変化がない年は問題なかったのですが、今年は、予定外の収入があり、納税額が激増していたのです。
このままでは、多額の寄付控除可能枠を無駄にしてしまうことに・・・
慌てていまから発注できるものを探します。
しかし年の瀬が近いこの時期、人気がある牛肉、カニ、鍋セットなどかさばる冷凍・冷蔵食品を大量にもらっても、冷蔵庫の許容量を超えてしまいます。
残額消化の戦略としては、大きく以下の4つを考えました。
フローチャートにするとこんなイメージです。
順番に見ていきましょう。
1.食べ物
この時期、ふるさと納税サイトのランキングをみると、牛肉やカニ、いくらなどが上位を占めています。それ以外のものがほしい人には、この手のランキングが役に立たず、探すのに苦労します。
返礼品で食べ物が欲しいときに、気をつけなければならないのは、
・送られてくる時期
・送られてくる量
・保管方法
の3つです。
季節ものの農産物の場合は、先行予約を使えば発送時期が年間で分散できるので、保管場所問題の助けになります。
いまから注文するのであれば、発送時期が4月以後になる もも、ぶどう、なし、さくらんぼ、ラ・フランスなどの先行予約がよいでしょう。
(参考記事:ふるさと納税 駆け込み寄付で困ったら。高級フルーツ 年間カレンダー)
常温で長期間保管できる米、お酒、飲料なども、保管場所さえ確保できれば選択肢になります。
しかし、注文してすぐ送られてくる生鮮食品、加工食品については、注意が必要です。
生鮮食品が大量に届いても、少人数家族の場合にはすぐに消費するの難しい。
というわけで、我が家は加工食品限定で探していました。
しかし、加工食品も、味を保つために冷凍で、またお得感を出すために大容量で送られてくる商品が意外と多いので、困りものです。
ハンバーグ20個とか、焼き鳥2kgとかを冷凍で、しかも 未調理の状態で送られてきても・・・お菓子も冷凍で送られてくるものが結構あるので注意が必要です。
冷凍庫パンク問題を回避するために、レトルトタイプで常温保存できるものを、1件ずつ探してみました。
(ふるさとチョイスの場合)たとえば、
などがあります。ふるさと納税サイトの検索機能があまり優れていないので、面倒でも1件ずつみていく必要があるのが難儀なところです。
冷蔵庫・冷凍庫の容量を気にしなくてよい場合には、以下のようなものもおすすめです。
ご参考まで。
リピ確定!2021年度 我が家のおすすめ返礼品ベスト10(食べ物編)
2.食べ物以外のモノ
今年の冬は寒そうなので、寄付控除額に余裕のある方は、カシミアやキャメルの毛布などの寝具もよいかもしれません。
軽量カシミヤ毛布 シングルサイズ 4方ヘム【1258874】
(大阪府 忠岡町)寄附金額 65,000円
また、最近地震が多いですが、災害対策で以下のようなものもあります。
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C-26 【組み立て簡単】 非常用簡易トイレ エチケットタイプ 【約30回分】 (徳島県鳴門市) 寄附金額 15,000円 |
その他に災害対策で必要なものを調べたいときには、以下のサイトが役に立ちます。
また、意外なところでは、パソコン用のハードディスク!
年末年始にかけて、テレビの録画をする方や、写真・動画などパソコンのデータの整理をされる方には重宝するでしょう。
ふるさとチョイスやふるなびでは、愛知県日進市がバッファロー社のHDDとSSDを用意しています。楽天ふるさと納税では、アイ・オー・データの製品が用意されています。
HDD 1TBなら 寄附金額37,000円以上。HDD/SSDともに容量に応じて数種類ずつあります。
3.体験(旅行、レストランなど)
こちらは、来年行きたい地域、泊まりたいホテル、行きたいレストランなどが明確に決まっている人にはよい選択肢です。ただし、利用期限が設定されている(たいてい1年間)ので注意しましょう。
4.ポイント(来年に持ち越し)
それでも、消化の方法が見つからない!という方は、
ポイントという形でいったん寄付し、返礼品を来年ゆっくり選ぶという方法もあります。
その場合、返礼品の選択肢が多い自治体がよいでしょう。
例えば北海道美瑛町のポイントなどは、農産物、加工品、雑貨・日用品など返礼品の種類が多いので、消化に困らないのではないでしょうか。
これまで、ふるさと納税の寄付控除枠を目一杯使い切ることはありませんでしたが、いざ使い切ろうとするとなかなか大変です。来年は年初から計画的に枠を消化しようと思いました。