【要注意】通信障害に備えてデュアルSIM/eSIMを導入する前に知っておきたい5つのポイント

デュアルSIMガイド

先日のKDDIの通信障害をうけて「デュアルSIM機能をつかって複数キャリアを利用したほうがよい」という意見が増えています。しかし、デュアルSIMの利用に関しては、一部で認識不足や誤解があるようです。実際にデュアルSIMを利用するときに注意すべきポイントをまとめました。

デュアルSIMってSIMカードを2枚いれるの?
格安SIMはどこもeSIMに対応しているの?
eSIMとSIMカードの組み合わせは自由に選べるの?
機種変したときにeSIMは差し替えできる?
デュアルSIMは電池消費が早い?

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デュアルSIMってSIMカードを2枚入れるの?

正解は・・・SIMカード2枚とは限りません

デュアルSIMのパターンは3つあります。

最近の携帯電話は  SIMカードを2つ使い、異なるキャリアの通信が同時に行える「デュアルSIM」機能をもっています。

SIMカードには、一般的に利用されている物理的なSIMカードと、携帯端末に電子的に書き込む eSIMがあります。

SIMカード
eSIM

デュアルSIM機能には、2つのSIMタイプの組合わせで以下の3パターンがあります。

どのパターンを選べるかは、利用している携帯端末の種類で変わります。

nano-SIM と nano-SIM nano-SIM と eSIM eSIM と eSIM
例)Android端末
Xperia 5 II   など
例)iPhone SE 第2世代など 例)iPhone 13 など

物理的なSIMカードを2枚使う場合には、あまり問題は起こりませんが、iPhoneのように物理的なSIMカードの指し口が1つしかなく、もう1つは eSIMを使わなければならない場合には注意が必要です。

デュアルSIM・eSIMについての詳細はこちらのサイトが詳しいです。

デュアルSIMとは?種類やSIMやメリット・デメリットなどを紹介!(Nojima)

格安SIMはどこもeSIMに対応しているの?

正解は・・・eSIMに対応していない格安SIM(MVNO)があります。

大手キャリア(NTT docomo, au, SoftBank, 楽天モバイル)および大手キャリアが展開している格安SIM(Ahamo, UQモバイル、Y!mobileなど)は eSIMに対応しています。

しかし、大手キャリアの通信網を借りてサービスを展開しているMVNO格安SIMについては、eSIMに対応していない会社もあるので注意が必要です。

月額料金1,000円以下の格安SIM(MVNO)で、eSIMに対応しているのは以下の5社です。(2022/7/9時点)

デュアルSIMの目的は、異なるキャリア回線を契約することで 片方のキャリア回線で通信障害が起きたときでも引き続き携帯電話が使えるようにすることです。

iPhoneでデュアルSIMを行う場合は、2つのキャリア回線のうちの最低1つはeSIMにしなければなりません。

数ある大手キャリアや格安SIMの中から、どのキャリア回線をもつSIMサービスを2つ選ぶかは、サービスの内容とともにeSIM対応可否も含めて検討の余地があります。

参考記事)【2022年7月】eSIM対応 月額1000円以下の格安SIMのオススメは?

eSIMとSIMカードの組み合わせは自由に選べるの?

正解は・・・eSIMを使うときに制約条件がある場合があります

格安SIMでeSIMを選択するときに、注意が必要な点があります。

iPhoneの場合には、APN構成プロファイルの有無です。

例えば、iPhoneSE第二世代を利用していて、日本通信SIMのeSIMを利用したい場合、もう一方のSIMカードは「APN構成プロファイルを必要としないもの」である必要があります。(出典:日本通信SIM

これはiPhoneのiOSの仕様によるものですが、APN構成プロファイルが1つの端末に1つしかインストールできません。もし1つ目のSIMがAPNプロファイルを使っている場合、2つ目の通信SIMを選ぶ前に、そのSIMが「APN構成プロファイルを必要としないもの」であることを確認する必要があります。

APN構成プロファイルを必要とするかどうかは、選ぶサービス(4G LTE/5G LTE)と利用している携帯端末の種類でかわりますが、通常、そのSIMを提供している会社のサイトで調べることができます。

例えば、もう一方をUQモバイルにした場合、動作確認端末(スマートフォン対応機種)一覧で、APNの有無を確認できます。

<4G LTE料金プランで、iPhone SE 第2世代を利用している場合>

この機種とサービスの組み合わせでは、APN構成プロファイルは不要であることがわかり、日本通信SIMと組み合わせられることがわかります。

機種変したときにeSIMは差し替えできる?

正解は・・・eSIMは自分で自由に差し替えはできません。

eSIMを利用しはじめる前に、もう1つ注意しなければならない点があります。

それは、カード型 SIMと異なり、利用者が自由に抜き差しできない/端末間で入れ替えできない という点です。

物理的なSIMカードの場合、携帯端末の機種変更をしても、自分でSIMカードを抜き差しすれば、すぐに新しい携帯端末でサービスが利用できます。

eSIMの場合は異なります。

ある携帯端末にeSIMカードを入れた後、もし携帯端末の機種変更した場合には、eSIMの再発行が必要となり、どの格安SIMでも手数料がかかります。また、eSIMからSIMカードに変更する場合も手数料がかかります。

以下は、日本通信SIMの場合の手数料一覧です。(日本通信SIM

機種変更の場合は、手数料1,100円かかります。
eSIMを誤って携帯端末から削除してしまった場合の再発行は1,100円です。(これはカード型SIMを紛失・破損した場合でも同じです)
eSIMからSIMカードに変える場合は3,300円かかります。
SIMカードからeSIMに変更する場合には1,100円です。

デュアルSIMは電池消費が早い?

正解は・・・デュアルSIMにしても必ずしも電池消費が早くはならないかもしれません。

よく「デュアルSIMにすると、2つの電波を受信しつづけているので電池消費が早い」という表現を目にしますが、異なる検証結果も見られます。他のサイトで検証された結果を参考までにリンクしておきます。

【iPhone編】デュアルSIM運用をすると電池の減りは早くなるのか!?【検証】

こちらの結果では  iPhoneでは、デュアルSIMにした場合に電池消費が早くなるという事実はないようです。(8:38あたり)

使う携帯端末や、携帯電話会社(大手キャリア/MVNO)、利用するサービス(4G LTE /5G LTE)で結果は変わる可能性があります。実際に自分で技術的検証ができたらアップデートしますが、ひとまず現時点での参考情報として掲載しておきます。

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